今期のドラマは、割と期待していたのですが、何か乗り切れないものが多く見られます。
「田鎖ブラザース」もそのひとつで、岡田将生と染谷将太の兄弟に、岸谷五朗、中条あやみ、井川遥に私の大好きな山中崇と、なかなかの面子を揃え、プロデューサーか新井順子ですから、期待しないわけにはまいりません。
気になっていたのが、脚本が渡辺啓というかたで、私は全く知らない方でした。テレビドラマの場合、ましてやオリジナルストーリーならば、脚本の比重は極めて重くなります。しかも脚本家が、盟友の野木亜紀子や奥寺佐渡子ではないのです。
今のところ、悪くはないのですが、例えば岡田将生扮する真の行動も、割り切れないところがあります。
かつての、自分の両親を殺害した犯人を、時効になったとはいえ、調査するのはまだわかりますが、彼は刑事なのです。
単独行動も本当はいけないのですが、少なくとも連絡は取るでしょうよ。それが、染谷将太扮する稔から、何度もメールが来ているのにも関わらず、電話も返信もしない。
何をしているかと言えば、カウンセリングもどきです。18時ですから、勤務時間ではないかもしれません。しかし、緊急連絡です。ドラマとはいえこれはダメでしょう。
今は携帯がありますから、連絡を取れないシチュエーションを作るのは難しいと言われております。けれど、例えば初期の「相棒」の古沢良太作品では、杉下と亀山は、同じ単独行動でも、お互いにずっと連絡を取りながら捜査を続けます。そして、いよいよ核心に迫るという時に、亀山のバッテリーがなくなるのです。ちゃんと理にかなっているのです。
何やら怪しい連中が、次から次へと出てきておりますが、かなりとっ散らかってまいりました。せめて、きちんと筋をきれいに通してほしいものです。