剛力彩芽さんは、初めてのはまり役ではないでしょうか。

「グ.ラ.メ」、面白いです。総理官邸付きの料理人のお話ですが、脇をガチガチに固めました。

総理大臣に、小日向文世さん、秘書官に滝藤賢一さん、元々の料理長に高橋一生さん。

この面子で、つまらないわけがない。

今回の、日本の大手企業と提携している、シンガポールの企業のトップ(ジュディ・オング!)のお話も、なかなか良く出来ておりました。

料理だけで、国レベルの問題の全てが解決するわけではない。しかし、解決の糸口にはなる。

ファンタジーなのですが、これはなかなかのものです。そして、私は、剛力彩芽さんを、初めて魅力的なヒロインに感じました。

エンディングでは、彼女が踊るのですが、ここでは共演者も踊ります。これが実にいい。

剛力さんのダンスは、定評がありましたが、滝藤賢一さん、小日向文世さん、高橋一生さん、三宅弘城さんらの、照れながら、踊るさまが素晴らしい。

ここだけでも、一見の価値があります。

そして、テレ東の、「侠飯」です。

テレ東得意の、夜食テロですが、寡黙な生瀬勝久さんは、いつ以来でしょう。

警察と、対立する組の両方から追われるヤクザが、近くの柄本時生さん扮する大学生のアパートに転がり込みます。

そこで、生瀨さんが、料理を作るのですが、これが全てそこらへんにあるもので作ります。

ドラマそのものは、いつも通りなのですが、そのレシピが、ひとひねりされていて、なかなかです。

全く取り柄のない柄本時生さんも抜群です。

金曜深夜は、侮れません。