<ネタバレ有>舞台「そして怒濤の伏線回収」17/09/15 感想 | イベント参戦日記

イベント参戦日記

イベント参戦日記出張版(mixiとほぼ同内容)


テーマ:

@新宿シアター・ミラクル
最近アイドルライブでちょくちょく行く新宿MARZの並び。


「その企画、共謀につき」というファンの方と話を作り上げていったみたいな企画発信の作品だそうです。

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あらすじ

寂れた商店街の救済のために集められたのは、地元商店の若い世代や専門家たち。
対策を話し合うはずが、立場の違いゆえにぶつかり合い、人間関係で諍いが起こり、議論は紛糾、会議は脱線していく。
ところが、とある小さなキッカケで会はまとまりを見せ、皆の意見が集まることで一つの解決策が浮かびあがる。
そして、怒濤の伏線回収が始まった…!

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キャスト

淺越岳人
榎並夕起
鹿島ゆきこ
熊谷有芳
甲田守
沈ゆうこ
津和野諒
前田友里子
矢吹ジャンプ(ファルスシアター)
 (以上アガリスクエンターテイメント)
伊藤圭太(俳協)
高木健(エンニュイ)
山田健太郎(やまだのむら)

ボクラ本公演以来数年観てなかったのに「王国」に続いてヤマケンさんを観る。
アガリスクのキャスト陣は前作「時をかける稽古場2.0」以来。

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商店街を活性化させるための会議でアーケードは必要か不要かという議論から始まるドタバタ会話劇コメディ?
そこに夫婦関係とか親子関係だとかが絡んできて、
挙句不倫とか金とかそういう話に発展して、
もはや本来の目的を見失って、
この議論の中に登場した全ての伏線を回収しなければ気が済まなくなり
伏線回収のためにビッチキャラを受け入れたり、店を潰したり、
最初のフリがジェットコースターの上がるところだとしたら
伏線回収シーンはたぶん3倍も4倍も落ち続けてる感じなんですが、
そのいつまでも続く急降下が本当に楽しかったです。

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箇条書き感想

伊藤さん:飯田。街づくりコンサルタントで元々この街の出身。だからこそ途中から商店街の人間として口を出したりして議論を混乱させていくんですが、最後は友人の離婚問題をするために議論をしっちゃかめっちゃかにしていくという。また、伊藤さんのスゴイところは最後全員の回収した伏線を1つ1つ取り上げていくんですが、そこのまくしたて方。本当に素晴らしい。あれこそこの作品の醍醐味といってもいいくらい。作中「これ以上やったら飯田さんが死んでしまうかもしれないから」って言われるんですが、マジでそれくらい凄かったです。

熊谷さん:吉岡。飯田の助手。空気が読めないので言っちゃいけないことでも正しいことなら何の躊躇もなく言ってしまう。でもそのシビアさがまた一段と面白かった。そんな彼女も後半「伏線隠しは重罪です」とか言っちゃうようになるんですが。また、熊谷さんが座ってる席の真後ろで観劇してたんですが、彼女の周りには名刺とかパソコンとか小道具が色々あって、それを結構観てるんですが、例えばプレゼン資料の手直しを作中実際にキーボード叩いて行っていたり、名刺の裏に書かれた瓦版の内容を当てるクイズを行ってるときに彼女が開いた瓦版にはちゃんとびっしり文字が書かれていたり。とてもこだわっているなぁと感じました。クールな感じ、好きでした。

鹿島さん:美友紀。幼馴染の孝夫と結婚したけど離婚危機。今回も嫁ぎ先の肉屋ではなく自分の実家の酒屋から会議に参加した設定。物事を比較的まともに考えられる人。ただ学生時代アーケードの上で若気の至りをおかした人(笑)後半はたぶん人一倍伏線回収していくサマを楽しそうに見ていた人。

山田さん:孝夫。肉屋。美友紀と離婚危機だが、それをなんとかしたい。そのほうが会議より大事。熱くプロポーズしたことを語るが誰にも共感してもらえず、挙句の果てにはその思い出の場所は美友紀にとって初めての場所ではなくて、もっと言うと学生時代恋人だった飯田と激しく動き合った場所とかいうw それでも最後はまた一緒にやっていけることになったみたいで良かった。ヤマケンさん、なんでしょうかねこういう不幸キャラ似合いますね。

高木さん:関。ペンキ屋。商店街の過去にも詳しくて熱いんだけど実は5年しか住んでない。アーケード撤去反対も仕事のためじゃないか説。でも頭は悪そうだけど何事にも一生懸命なのは事実で良い人なんだろうなーってのは伝わってくる。こういう職人いそう。

津和野さん:北野。電器屋。ちゃんと最後まで議論できてたんですが、途中で付き合っている持田が二股をかけていることを知り、壊れてしまった人。それからはずっとそれが頭に残ってしまっていて、ゆるキャラの名前に決まった持田の婚約者スティーヴンをことあるごとに言うっていう。残念な人でしたw が、嫉妬深い感じなのに嫌味にならなくて面白かったです。

前田さん:持田。飲食店。だけど、特に回収される伏線もなく、肉屋と酒屋のせいで飲食店要素も取られてしまい、結局、孝夫と北野の間に二股をかけていたことが発覚してからビッチキャラになり、伏線を回収してくれるなら、とビッチキャラを受け入れ、「持田の持ちはお持ち帰りの持ち」とか言われるまでになってしまった人。しかも、彼女の商店街復興の役割は街バルにやってきた人の何人かに1人とそういう関係になるというもので、内情はやや複雑。だけど、それでも彼女は伏線回収のために受け入れる。それでいいのかw

矢吹さん:小川。智美の父。実はアーケード撤去が決まっているのに、既成事実を作るために青年部に会議をさせてた。けど、伏線回収する飯田たちの姿をみて理事にかけあうことを了承した。口数は少ないけどたたずまいが商店街の人オーラ半端なかったです。そういえば矢吹さん、途中で言葉に詰まるシーンがあって他の人が状況説明してたんですが、あれは台詞飛んだのかな。そこからちょっと不思議な空気になってましたw 飯田の最後の伏線回収も1つ飛ばしたっぽかったんですが(数名の役者が一斉にツッコんでいたので)そのライブ感最高でした。

沈さん:智美。元々漫画家だったけど実家に戻って来た。漫画は描かないと誓っていたが、伏線回収のために商店街のゆるキャラを書くことを快諾。土門というペンネームで執筆していたが、それを父親にまでイジられるという(でも最後まで土門って呼んでた人が最後だけ本名で呼ぶみたいなくだりもあったり)伏線回収だけのためにゆるキャラにじゃじゃまる、ぴっころ、ぽろり、ピカチュウ、桜井、坂崎、高見沢の要素を入れた凄い人。沈さんのツッコミが好きです。

淺越さん:笠原。古書店主。アーケード問題にどこか冷めてるけど、それは自分の店だけアーケードを微妙に外れたところにあるから。だけど「○○があるから無理じゃないかな」みたいに議論を盛り上げる役割を知らないうちに担い、最終的には自分にも回収される伏線が欲しいと要求し、階段を作るため店を潰すことを了承するという。唯一冷めた感じで見ていたのが面白かったし、声が良いのでとても聞きやすくて良かったです。

榎並さん:橘。アーケードを用いたアート企画の企画をした美大生。彼女がまた面白かった。意識高い系女子で基本「なんでわからないんですか?」みたいな態度で人に接するんだけど例えば「○○は××できないんですよ?」って馬鹿にしたように言うんだけど芸術家とかから「できますよ」って言われて速攻で意見を変えたり。最初はアーケード撤去派だったのに、芸術家が賛成にうつると「芸術家を守る存在ですから」と簡単に賛成派にうつるんだけど最後にはプランナーとして自分の意見をきちんと芸術家に通してしまう。アートアットあかり町だったかな。あきる野フロンティア大学在学とか、自己紹介で説明したことを「それ以上のものはないから」とその後のプレゼンで全く同じように話したり、ちょっと頭が悪かったりダサかったりするのも愛らしいキャラだなと思いました。榎並さんの台詞の言い方とか演技とかがとても良かった。

甲田さん:牟田。芸術家。基本何言ってるかわからない人。橘の意見を否定したはいいけど、結局彼の言いたいことが誰も理解できないという。だけど簡潔に言うとビックリするほどシンプルというw 台詞数は多くないですが、1つ1つの台詞のインパクトが強烈で牟田が喋るたびに笑ってた気がします。

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結構みんな台詞噛むし、飛ばし掛けるんですが、
それもしょうがないかなと思うような台詞量とテンポ。
でもそれが、リアルでライブな感じでとても良かったと思います。
変に芝居がかった感じじゃなくて、本当にこういう人いそう!ってなったし、作品に没入できた気がしました。

今回の作品も面白かったです。
次の作品も是非観に行こうと思いました。

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