@下北沢駅前劇場
アガリスクエンターテイメントという初めての劇団さん。
きっかけの一つは鵺的さんの「フォトジェニック」という作品の映像パートで確か最初に殺されてしまう美人役者を演じていた(と思う)ハマカワフミエさんが綺麗な人だなーと思って印象に残っていたので(構図は今でも大体覚えてるんですが当時の映像での彼女の雰囲気は忘れてしまった)、調べていたら今度、バックステージでのタイムスリップコメディに出るぞ、と。
ENGさんの「バックトゥザ舞台袖」が好きなので、これも面白そうだなと思い観劇に行きました。
だもんでキャストの皆さん、全員初見。
でも結論から言うとまた観に行きたい団体さんが一つ増えました。
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キャスト
淺越岳人 / 榎並夕起 / 鹿島ゆきこ / 熊谷有芳 / 甲田守
塩原俊之 / 沈ゆうこ / 津和野諒 / 前田友里子 / 矢吹ジャンプ
さいとう篤史 / 斉藤コータ / ハマカワフミエ
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あらすじ
超遅筆な脚本家率いる若手劇団「第六十三小隊」は、勝負をかけた公演を二週間後に控えながら、台本が1ページも無いという危機に瀕していた。
ある日、稽古場にて偶然タイムマシンを発見した劇団員達は起死回生の策を思いつく。
それは「稽古最終日まで行って、完成したあとの台本を取ってくる」というものだった…!
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基本全編コメディで、床をバミったことでタイムスリップしてしまい、
それが本番前日から台本とってくるとかやったり
本番前日には役者同士の問題が発生してて面子が一部変わってたり
まだ書いてないはずの台本だったから演出家が何も役に立たなくて
未来から引っ張って来た演出家によって現在が未来の人間に乗っ取られて
(2週間の稽古期間が欲しくて)
未来に来たら、更に未来・5年後から劇団員が現れて、公演が役者のインフルエンザで中止になったと知って
だったら未来で公演をやればいいんじゃないかという話になり
だけど、やっぱり自分たちの時間軸で物語を完成させたい
するとインフルになる予定の役者が迷惑をかけられないからと未来に留まろうとし
それを説得。
現在に戻ってきて、現実と向き合って稽古を再開する
こんな感じだろうか。
まぁ、この中に超面白いやりとりと熱いやりとりが散りばめられていて
あっという間の130分の作品なのだけど。
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印象的なのは(台詞は大意)
・エナミの「予約とかしてくれた人もいるんですよね。やらなきゃいけないんじゃないですか」
・シーンの少ないクマガイが「大事なのは出番の量じゃないから」って言われたときの「そりゃそうだけど」
あとはインフルになるとわかったハマカワと未来の彼女ではなく目の前にいるハマカワ本人と演技がやりたいと言った役者たちの一連のやりとり
かな。
ハマカワの自分のせいで作品が中止になってしまったという気持ちも理解できるし、彼女と舞台に立ちたいという仲間たちの気持ちもよくわかる、この舞台の肝の一つでもある大事なシーン。とても良かったです。
そのあとハマカワが10年来の友人であるクマガイに諭されて戻ることを決意したあと「プロローグクマガイ」ってちょっと茶化すところも良いし、5年後のクマガイとハマカワが無事和解というかわだかまりを取り除いたシーンも好き(「このあと飲みに行こう」「いいねぇ。……あ、私熱海…」も)
バク袖の中にも「幕をおろしていいのは死ぬときだけだ」だとか逃げ出した役者に対して「あいつも役者じゃなかったってことだ」など熱い台詞があるんですが
やっぱりこういうバックステージものって役者さんとリンクして観たりしてしまうから、グッと熱くなるんですよね。
これは舞台特有の熱さだよなぁ、と思う。舞台だからこそ舞台裏の話に説得力があるし、入り込めるというか。
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あとは現在の人間を次々と未来へ送り込む"おくりびと"シオバラとか
エナミと気まずいことになって降板してしまったアツシを見たときの未来の人間の反応とか
あ、エナミの牛丼屋でバイトしてる感じも「私帰らなきゃ。ワンオペなんですよ~」も面白かった。(アイドルが5年後バイト生活とか妙にリアル…w)
※追記:パンフレットのキャラ紹介の設定が細かいんですけど、エナミはインディーズのアイドルで今後の進退として舞台初挑戦と書いてあった。公演中止で劇団が解散したのならば初挑戦の舞台でスキャンダル起こして、その舞台自体がなくなったらバイトになるのも…ってことならば深いし生々しい。
あとは現在に最後までとり残されたカシマがなんとか未来人から逃れようとする感じも面白かった。というかカシマというキャラクターは関西弁のキャラクターで、それだけでキャラ立ちしてるんですけど、良いキャラしてたなぁ。
良いキャラといえばもう全員なんですけどね。
降板や台詞数を気まずさとかも気にせずイジるシオバラとコータとか
ツワノも面白いし
初登場シーンで未来に送られてしまうネコソギさんも良い。
女性陣ではクマガイは格好良いし、
シムのキツいツッコミも面白いし
エナミはアイドルという設定さながら可愛らしいし
ハマカワの鬼気迫る終盤のシーンは前述の通りとても良かった。
彼女、そこまでは比較的飄々としてるというか軽かったりするシーンもあるんですが
その差もまた良しです。
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タイムスリップする話なのでその瞬間ごとに暗転して
役者が衣装を着替えるんですが、
それが物語の性質上とても多いので暗転だけで5分10分かかってる体感時間はありました。
特にシチュエーションは一緒なんですが現在と未来で場面が変わってるシーンでは衣装に加えてベタベタ貼ってるビニテを剥がさなきゃいけないのでそのシーンの暗転は本当に長かった。
でもその早着替え、結構早いんですよ。
なかなかこの辺はどうしてもね、って感じです。
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最後がこんな感じで、
そもそも文章がめちゃくちゃなんですが
台本買いましたし、舞台写真も2パターン買いました。
予約精算特典の裏パンフレットもらいました。
非売品缶バッジもらいました。
面白かったです。楽しかったです。
昨日も観劇行ってたんですが、昨日と合わせて
舞台って本当に良いなぁ。最高だなぁ。
と思いました。ありがとうございました。
ちなみに、これ再演なんですけど
初演がYoutubeで無料配信されてるので
舞台ってどんな感じなん?お前の説明わかりにくくない?
って思った方は是非みてください。こっちもみたけど面白かったから。
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