肩の関節包とローテーターカフの秘密 | 世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

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Ken Yamamotoは世界を股にかける腰痛治療家であり腰痛研究家でもあります。
 『世界中から腰痛をなくしたい』
この想いからKen Yamamotoオリジナル治療法『Ken Yamamotoテクニック(KYメソッド)』ひとつをひっさげ、
世界中からのオファーに応える。


テーマ:
肩関節つまり肩甲上腕関節を観察する。
ホルマリン処理されたご献体のテーブルから
フレッシュ生献体に移動してきた受講されている
先生達は関節包の美しさに見惚れていた。
 
ホルマリン処理された肩の関節包は白く変色しており、
ピンと張って弾力はなくタダ関節包の
膜を張っている感じだったのだが、
フレッシュ生献体は全く別物だった。
 
フレッシュの関節包は透明であり
弾力があり動かすと皺が寄るのだ。
つまりホルマリン処理されたご献体と
フレッシュとでは関節包が全く別物になっている。
 
上腕骨を下方へ軽く牽引すると
ペコっと透明な関節包が凹んだ。
関節包の中は陰圧であることを示している。
肩関節を外転していくと関節包は
烏口肩峰靭帯の下へ折りたたまれていった。
 
関節包は皺が寄って外転の動きに合わせて
キレイにたたまれていったのだ。
ホルマリン処理されたご献体では肩関節は
ほぼ動かないために観察しようがない。
 
フレッシュ生献体の美しさに心奪われ
実際に涙が自然に溢れてきたという
受講生もいた程だった。
ご献体を見て泣く気持ちは俺も
初生献体の時経験したから理解できたよ。
 
ローテーターカフについては
肩甲下筋の筋肉の厚さに驚いた。
しかも今回のご献体では骨頭まで
肩甲下筋の筋繊維が包んでおり
参考書に乗っている様な腱組織が
ローテーターカフを作っている
というわけではなかったのだ。
 
停止部も小結節だけではなく骨頭まで
覆っていたのだ。腱ではなく筋繊維だった。
俺は骨頭まで肩甲下筋の筋繊維が
包んでいるのを見てイメージは大事でも
参考書を鵜呑みにしないで目の前の
ご献体の事実を信じていこうと思ったし、
 
肩甲下筋の強さの重要性を考えてみた。
 
肩甲骨は体幹にくっ付いているわけだから
斜め前方に胸郭に張り付いている感じだ。
肩甲骨の上腕との関節面は前外方を向いており
上腕骨の骨頭は自然と内向きになっているから
一番骨頭が安定する位置は解剖学的肢位よりも
内側を向いていないとその位置にこない。
 
それを安定させているのが大胸筋や
広背筋などのデカイ筋肉ではなく
関節に一番近い肩甲下筋に他ならないのだ。
 
この肩甲下筋は投球動作なんかで
ストレスを受け続けるから弱かったら
肩関節が問題をすぐに起こしやすくなる。
 
骨頭が関節面を向き関節の最も安定する
姿勢に固定するのがこの肩甲下筋が
その役目の一端を担っていることになる。
俺達は指導の先生からこの筋肉の強化の
必要性の意味とエクササイズも習ったんだ。
 
教科書では筋肉をバラバラにして学ぶ。
つまり支配神経で分けたり動きで分けたりするんだけど
それだけで学んでいると机上の学びと
フレッシュ生献体で学ぶ人体解剖学実習とでは
月とスッポン程の差があることが参加した
33名がそれぞれ目の当たりにした事実だ。
 
大胸筋の付着部と広背筋の付着部は
隣り合わせであり結節間溝を停止としている
広背筋は結節間溝を潜り抜け
大胸筋と連結している様だった。
 
その上をまた別の膜で覆われた
上腕二頭筋長頭腱が滑走している。
隣り合わせの筋肉は一つの膜で覆われていて
動きを助けるのが想像できる。

例えば梨状筋と中臀筋はひとつの膜で包まれていて
境が一瞬では見抜けないほどくっ付いてる。
 
また、上から順番に上双子筋、内閉鎖筋と 
下双子筋もまた一つの筋膜に包まれており 
境を見つけるのにピンセットで分けて 
いかないと境界線が分からなかった。 
前腕の屈筋群も橈側手根屈筋も長掌筋も 
尺側手根屈筋も同じ膜であった。 
 
つまりどういう事かと考えたところ、 
膜内の筋肉を動かすことにより、
その筋肉の作用はそれぞれ違えど
同じ膜に包まれた筋肉は圧力が増し
協力筋肉として動き易くしているのかもしれないし、
一つ一つをバラバラで動かすよりも
共同で膜を持った方が省エネだって
考えもできるのではないかな。
 
フレッシュ生献体で行った人体解剖は
全ての関節が自由自在に動くために
観察して理解するのは非常に簡単で済む。
まずはホルマリン処理されたご献体で学び、
その後フレッシュで関節を
自由自在に動かし学ぶことが出来た。
 
学びは無限大に拡がりをみせた。 
例えば腸には痛覚がないのに 
お腹が痛いってなんでなの?とか
そんな話にまで及んだ。
 
学ぶことが増えてヤレヤレだ。
なんて言っている人は誰もいなかった。
むしろ学びたい、もっと学びたいと
皆が前のめりである事が俺は何よりも嬉しかった。
 

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