世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

Ken Yamamotoは世界を股にかける腰痛治療家であり腰痛研究家でもあります。
 『世界中から腰痛をなくしたい』
この想いからKen Yamamotoオリジナル治療法『Ken Yamamotoテクニック(KYメソッド)』ひとつをひっさげ、
世界中からのオファーに応える。


テーマ:
大友さん(仮名)から連絡があったのは、
アメリカを横断していた時期だったから
8月が終わる頃だったと記憶している。
 
KenYamamoto事務局にメールをよこしたんだ。
とある都市の消防士として活躍していた四年前のある日、
腰の酷い痛みで動けなくなってしまったそうだ。
 
『2年前からカラダをまっすぐに起こすことも
出来なくなり痺れが出て、歩くのも腰が曲がった
ままで痛みがないという日が全くありません。
病院では神経を圧迫している部位を削り
プレートをいれて固定術というのを勧められ、
それ以外は治す方法がない』
 
と言われたそうだ。
消防士は痛いまま勤められるほど甘くなく、
3人の子供を育てる不安しかありません。
助けてください。
という内容の連絡をもらった。
 
基本俺は紹介者が居ないとみないけど、
心打たれ帰国まで待ってくださいと返事をした。
世界各国でセミナーやら施術やらで
今年5回目の世界ツアーが終わると
早速、大友さんに連絡を入れた。
 
そんなに酷い症状なら1週間くらい
東京楽しむつもりで来られたらどうですか?
予約は毎日詰まってますけど昼休みならみれます。
と連絡するとすぐにやって来た。
東京に3泊するそうだった。
 
1回で痛みを取り除き、後はエクササイズを教え込み
再発しないようにしてあげたいなと考えていた俺は
トンデモないモノを請け負ってしまったと後でわかった。
 
腰椎はおそらく潰れているのではないかってくらい
右へ左へひん曲がりカーブがいくつも出来ている。
棘突起の連続性がなく前方へ滑ってんじゃないのかなこれは
って感じでどの動きも ビシッと左脚全体に痺れが来る。
 
腰も痛みがあり、前屈は比較的マシだが
正常な直立が難しくつまりチャンと立てない。
後屈などしようもんなら両足が痺れまくり、
かなりの時間がかからないと回復しない。
うーんコレは楽しい。燃えて来る。
いや萌えて来ます。3泊あるんでしょ。
 
じっくりこんなのも観察したかったんですよ。
恐らく年単位で筋肉を収縮し続けていたから
TMS理論的に考えると筋肉への血行障害が、
また神経の血流量の減少で神経の酸素欠乏もあると
痙縮があるのかもしれない。
 
という風に考えてしまったのは
丁度仙骨レベルの帯状の不調であり、
このTMS理論が言っている冒されやすい部位と
完全に一致する痛みであったからだ。
とすると3泊ではなおらなない可能性がある。
 
酸素欠乏でも筋肉が損傷するということは
ほとんどないそうで、ジワジワ良くなっていく
と書かれていたのを思いだしていた。
 
また神経の血行障害が起きていたときは
筋力低下や知覚異常も引き起こされ
なかなか痛みが取れないことがあるそうなんだ。
 
でも、期間限定でこれをなおしたいと
やってきた以上最大限努力しなくてはいけない。
 
痛みならきっと取れる。でも出来るならば、
セルフで次に痛くなっても回復できるように
言葉だけでカラダをこう動いてみてとか
セルフケア中心に自分でなおせるようになる
ってのが理想だから、できればそれが出来るように
トライしたい。と思ったんだ。
 
️そして1日目の施術を始めた。
徐々に痛みが改善して来て様々な動きが
できるようになってきだした。
直立もできるようになったし、
歩行を確認して来てと俺の研究所の先にある
緑道を歩いて来させ確認した。
 
『痛いけど歩けます』
 
それを聞いて今日はここまで。
最後に言ったのは
 
「腰痛を治したかったら腰痛を考えない、
腰痛に支配されないことです。たかが
カラダの一部に支配されてどうすんの。
痛みにフォーカスするから痛みが自分の
中心に来るんですよ。痛みなんか無視。
それよりフォーカスするならせっかく
東京来たんだから楽しんで」
不思議な顔をした大友さんが印象的だった。
 
1回目で出来るようになったこと。
⚫︎直立
⚫︎前屈
⚫︎仰向けでツイスト
⚫︎しゃがむ動作
⚫︎姿勢を起こして歩行
 
もちろん宿題も出します。
明日が楽しみです。
一応画像も持って来ていたから
CDROMで確認しますと言ったんだ。
 
夜見てビックリしたよ。腰椎は予想通りというか
それ以上に潰れていて まるでホラー映像だったよ。
なんかさ、気分悪くなっちゃって見るのやめたんだ。
でも一応写メっといたのがこれ。
 
2日目
出来る動きが増えてやって来た。
動かなかった、いや動かさなかった
関節が動き出したからだろう。
 
出来る動きが多くなったというのに
歩くときの痛みは増えたと大友さん。
だから痛みにフォーカスするなってば。
だって生きているんだからさ。
良いんだよ痛くても。って感じでちょうどいい。
 
さて今日はね足上げ腹筋をやらせよう
と思っているのだよ。腰痛なのに。
あ、その前に背骨を触っておこうか
と触ってビックリビビンバ
全然良くなってない。
 
相変わらず腰椎のいくつかは潰れているようで、
棘突起の連続性がなく くの字に曲がっている。
良くあるのだが、側弯症でも症状は全くないとか
ヘルニアと診断されたのに痛くないとかって
パターンがあるし背骨のくの字は見なかった
ことにしようとシャツを下ろさせた。
 
ベーシックからアドバンスを駆使して
カラダを調整していく。昨日は仰臥位で足をピンと
伸ばしただけで痺れていたが今日は痛みに変わった。
その姿勢から足上げ腹筋をやらせてみた。
 
出来た。
今度はまるまる姿勢から脚を伸ばし降ろしていく。
これは激痛だったがアドバンス理論から紐解いていき
腹部の緊張を解いていく。肋間神経のテクニックだ。
 
脚を下ろしすときに痛いのだから腹筋を使うはずだが、
腹部を弛めると足上げ腹筋も丸まってから
膝を伸ばして降ろすのも痛みが無くなった。
 
今日は散々歩かせた。歩き方がなっていない。
まぁしょうがないよね。4年間痛かったんだから。
「まぁ痛いのを楽しんで」
というと一瞬不快な顔をしたのが今日の印象的だった。
 
2日目に出来るようになったこと。
⚫︎足上げ腹筋、笑
⚫︎仰臥位で脚を伸ばしたままカカトで支えながらお尻を浮かす
⚫︎スクワット
⚫︎正しい歩行の理解
⚫︎早歩き(数年ぶりだそう)
 
恐る恐るシャツをめくって見たんだ。
あれっ?背骨は相変わらず腰椎は前方変位
しているもののくの字が殆ど無くなっている。
結構いけんじゃね?
というか足上げ腹筋出来たのには驚いた。
明日は走ってみせる。
と俺が宣言し大友さんは帰っていった。
 
背骨が真っ直ぐなってきて何度も俺が触って、
かなり良くなってますよ。って伝えると
そうですか?って笑った。
 
大友さん表情が明るくなられて、俺は嬉しいな。
俺自身も酷い腰痛で寝込んだ過去があったからね。
腰痛の人の気持ちがよく分かるんだ。
消防隊員は日々訓練しているからさ
3日目は走らせるのが出来れば徐々に
復帰できんじゃないかなと考えている。
 
3日目
出来ることが増えて来ている。
「昨夜は東京に出て働いている友人
と一杯やりに行って来ました」
 
「腰痛の話とかばかりしてないでしょうね?」
 
「始めは腰痛の話で東京来たって話から
でしたけど、あとは別のことを話してました」
 
「おーーーそれは凄い。痛みが忘れられて
たんだから楽しかったんじゃないですか?」
 
「はい、楽しかったです。あと今朝
もサッカー関係の人と会ってまして」
 
「ああ学生時代サッカーやってたんですもんね」
 
「そうなんです。で、会うなり、アレ?
真っ直ぐ立ってますね。って言われて
気がついたんですけど大分外見から見ても
良くなっているみたいなんですよね」
 
「そうそう、さっき歩いて来るのを
見ましたけど普通に見えましたよ」
って言うと嬉しそうだった。
 
「ちょっとこっち来て、腰を見せてくださいよ」
恐る恐るシャツをめくって見た。
 
アレ? 意外にも真っ直ぐなままだ。
昨日帰って行った時のままくの字が
ほぼ無くなっている状態になっている。
 
「だいぶいいな。じゃベッドに寝て足上げ腹筋やって見せて」
イタタタっって大友さん。
「え?痛いの?昨日できたのに」
 
背骨は大分真っ直ぐだがこの痛みはまた痛くなっている。
大友さんは愕然としていた。痛みが戻っているからだ。
絶望の顔が一瞬見えた。
 
「大友さん、こんなの問題ないって。
痛いには必ず原因があるんだ。それを証明するよ」
そして痛みの原因を紐解いていったんだ。
 
「大友さん 同じ運動を昨日はできて今日はできない
と言うのは大した問題ではないんだ。問題なのは
これで悲観すること、そして動かさなくなることなのね」
 
「でも、痛いんです」
 
「平気 痛みは今から取るからさ」
腹部の緊張を取っていく。もちろんKYTで。
 
するとどう?
「足上げ腹筋やってみて」
スルスル膝を伸ばしたままカカトがベッドから離れ
直角付近からクルリンと膝を抱え丸まっって見せてくれた。
痛くなさそうだ。今度はその逆を行う。
膝を伸ばしたまま直角から降ろしていく。痛くない?
 
「い、痛く、ない、ですね」
言葉は慎重に選ぶ様にだったけど、
これで大分理解したようなんだ。
 
「痛くてもいいんだ」
って。ちょっとしたコトで痛いだけなんだ。大
したことではないって思いだしたようだった。
 
「さっき痛かったのに今は平気なのを説明するとこうだよ。
物事には順序があるんだ。運動でもそう。お腹の緊張が先、
その後腸腰筋とかが収縮しだして大腿四頭筋が収縮して
足が上がりだす。でも、腰痛が今まで激ししかったからさ、
最初から最後まで腹筋が頑張りすぎちゃってそれが背部の
筋肉も大臀筋も固くしちゃってたんだね。この足上げ腹筋
の運動は、腹筋の短縮する期間が決まっているのに
初めから最後まで短縮してたから背部や臀部はずっと
緊張しっぱなしだった。だから痛かったんだね。
ちなみに腹筋の硬さはスタミナにも影響するんだ。
だからいつも腹筋が固くていい理由はない」
 
「筋肉が動く順番が決まっているんですか」
 
「そう、後ろに脚を上げる場合もハムストリングって裏モモ
の筋肉とお尻の筋が担当する位置がだいたい決まってるんだ。
ハムストリングの自己主張が強いと大臀筋は甘えて働かなくなっていき、
頑張りすぎのハムストリングは疲れて動かなくなっちゃうんだよ。
ハムストリングの肉離れする人なんかはそれだよね。
幼児の歩き方はね、スネの前側と後側を同時に使うんだけど
成人の歩き方は前脛骨筋といってスネの前側が働き終わる頃
ふくらはぎが働きだすんだよね。幼児はスタミナがないけど
成人は歩き続けられるでしょ。大友さんの場合は腹筋が
自己主張が強すぎたんだね」
 
俺は痛いには痛い理由があるんだ。
それを知って安心して欲しいなと思って言ったんだ。

痛み=不安→安静 ×
痛み=良くない動き→正しい動きを学び動き続ける ◯

大友さんを連れて外に出ていきしばらく一緒に歩いた。
昼間の緑道を歩くのは気持ちいいもんだ。
俺も久し振りに緑道を歩いて爽やかな気分になった。
大友さんだってそうなハズだ。ねぇ?と振り返ると

「えぇぇ?なんですか先生」
と痛そうに歩いていた。

「大友さん痛いの?」
「えぇかなりコレでもマシなんですけど
この背骨の下の真ん中が痛いんですわ。
そこから太ももの裏に痺れと鈍痛が・・」
 
不安そうな顔が得意な大友さん。痛いのは仙骨だった。
そして痛みは両側に広がり痺れは左側だった。
 
「大友さん、全て理論で説明できるって
言ったじゃないですか。だから安心していいよ」
 
「えぇぇ?何ですか?」
大友さんはそれどころではなさそうだった。
 
俺は立ち止まって大友さんの仙骨や
足の痛みと痺れを分析して説明した。
 
「右のハムストリングをストレッチしてみて。そしたら
間違いなく右の臀部から裏モモの痛みは消えるからさ」
 
ストレッチするのも大変そうだった。
俺は基本静観している。
だって明日地元に帰るんだからさ、
俺が居なくても平気なようにね。
出来る動きから裏モモを伸ばさせた。
 
例えば、右のカカトをベンチに乗せて
爪先を上げ下げさせたりした。
右の太ももと仙骨の痛みはだいぶ和らいだようだ。
 
「ホンマですね〜」
歩いてみたが痛みはなかった。
 
次に左側の脚のシビレと痛みについて解説をした。
コッチは今均等な動きにしようと努力している
最中だから伸ばされていた筋肉が急に縮もうとして
上手く使えていないんだよ。
 
で、変な緊張があるだけだから股関節を
守ろうとしているだけ。だから特に何もしなくても
いいから大股で早歩きしているうちに平気になると思うよ。
しばらく一緒に歩いているうちに大友さんが言ったんだ。
 
「あぁホンマですね〜〜」
痛みには理由があることを知ってさえすれば恐れることはない。
歩きがスムーズになって来た。
 
今なら走れるに違いない。
「大友さん!走るよ!ついて来て」
背中をパシッと叩いた。
 
「えぇぇーー?走るんですか?」
 
「そうだよ消防士さんは毎日走ってるっしょ」
 
「そうですけど、走ったことなくって最近。。」
 
俺は走り出した。
大友さんは無言でついて来た。
足音でわかる。ついて来ている。
200メートルほど走った。
俺も久しぶりに走った。
気持ちいいもんだな。ねぇ大友さん?
 
「えぇぇーー?何ですか??」
痛そうにしている大友さん。
 
「何?痛いっすか?」
「ハイ、はぁはぁ痛いです。痺れて来ました。
あと着地の衝撃で腰が痛いんです」
 
「でもさぁ、大友さん走ってたね。凄いじゃん走ってたよ」
「痛いんです」
「痛いんだろうね。でも走れた。うんうん凄い凄い」
「ココが痺れて、ここが痛くて」
 
ネガティヴには耳を貸さない俺。
ネガティヴを吐き出したあと一緒に歩きながら言ったんだ。
 
「大友さん社会復帰するんだよね?
消防士さんは毎日走って筋トレして人を
助けるために本当にすごい訓練するんだよね。
だから走れるようになって凄いよ。そりゃ痛いっしょ。
だって使わない筋肉を使ったんだからさ」
 
「でも痺れが、」
「だからぁ 理由はさっき言った通り、
いいからさぁ右のハムをストレッチしてみて」
 
大友さんの痛い理由も痺れの理由も俺には見えている。
いろんな検査したからね。
 
「あぁ、イイですね」
イイねイイねそうそうその調子
 
「大友さん、早歩き、しかも大股」
俺は大友さんの前を歩き出した。
 
「大友さんイイ調子じゃん。
そのまま走ります。付いてきて」
大友さん走りについてきます。
大友さんさっきとは明らかに表情が違います。
 
「俺もさ久しぶりに歩いて久々走りましたよ。
大友さん来なかったら走ってなかったな。
きっかけくれてありがとうございます大友さん」
 
「先生 走っていると。。」
ネガティヴか??
 
「先生 走ってると風が吹いて気持ちいいですね」
大友さんは痛みよりも痺れよりも走るのを楽しみ出したんだ。
驚いた。ポジティブなってんじゃん。
痛みの支配をくぐり抜けたな。
 
思えば俺も大学生のときに大学病院で、
「2度と痛みがなくなることは絶対ないからね
上手く痛みと付き合っていって。
運動?ダメダメすぐに中止して。
車いす生活になっても責任もてないよ」
って言われたの思い出した。
 
ネガティヴ以外何もない世界だった。
しかも数ヶ月。ドン底状態だった。
だって体育学部の学生だったのに運動中止って、
それはつまり退学を示していたから。
 
ポジティブになれたと言うより、痛いのを
忘れさせてくれる友達がいたことが救いだった。
痛みの支配を卒業できれば
痛みを忘れられる時間が長くなり
普通の生活ができ、やがて俺は柔道の練習を復帰し、
全日本サンボ選手権も出ていた。
 
そんなことを思い出しならが大友さんの隣で走っていた。
大友さんもこのまま社会復帰してくれることを願う。
痛みは怖くないコトを理解し出した。
 
「大友さん楽しそうっすね」
 
「そうですか?痛みとか痺れは気のせいかな?
って思うようにしてみました」
  
「そうそう、理由があるんです。痛みは怖くない。
痛みすら自分の一部であり、自分の痛みすら好きになれば
支配される側から支配する側になれたことになりますね」
 
「痛みに支配されるのではなく、痛みを支配する。ですか」
 
俺は大友さんに痛いかどうかなんかもう聞くのをやめた。
俺は大友さんが痛いと言うのをふうぅぅん。と聞き
その理由を説明する。
どんな痛みも、説明されこうすると
痛くないでしょと証明されてしまう。
 
そのうち、
『もしかしてヤマモトの言う通り俺は大丈夫なのかも』
と不安がなくなってくる。
 
俺の腰痛研究所に戻り、
痛みをとり立たせた大友さんは言ったんだ。
 
「凄い楽です。このまま故郷に帰りたい」
そういう大友さんに俺はもう一度
あえて走ってきてと言ったんだ。
  
「えぇぇーー?今からですか?」
せっかく痛くなくなったんだから
大事にホテルに帰りたいという気持ちと
今なら走れそうだ。という気持ちが
交差しているのを俺は見ていた。
 
大友さん次第だと思っていたら。
「行ってきます」
といって外に出た。さすがは消防士さんだ。
 
部屋を出る前に
「5分くらいでイイからね」
と言ったが10分後に帰ってきた。笑
 
相変わらず痛い、重いと言って帰ってきたが
その表情は以前とは違い、痛みも重いのも
痺れも大丈夫って顔してた。
 
その痛みの状態を俺がこうしてみて、
ああしてみて、とカラダを動かさせて
全ての痛みを自分で取ってしまった。
 
俺が近くにいればいつでも見れるけど
そういう訳にはいかないのだ。
自分で治す方法を学んでもらわないとね。
 
明日最後に午前中カラダを見せにきて、
そのまま羽田空港に向かい地元に帰るそうだ。
出来るようになったことを数えると自信になるし、
何よりもあの時の痛みを懐かしむ余裕だって出てくる。
つまり痛みは懐かしく甘酸っぱい
初恋の様な記憶と何ら変わらない。
 
3日目に出来るようになったこと。
⚫︎痛みには痛い理由があると言う理解
(痛くても大丈夫。ナゼならば理解痛みは
理論だって無くせる証明を体験した)
⚫︎動くには筋肉が働く順番があるという理解
(これが混乱すると何をしても痛い)
⚫︎早足、大股歩き
⚫︎走る
⚫︎痛みに支配されないで痛みを支配する側にいるという理解
 
4日目
大友さん、朝起きる時が痛いと言っていた。
いつもはうつ伏せで寝ているらしいけど、
仰向けで寝るように言ってみてたんだ。
 
背中の反りがきついからそれを埋めるように
仰向けで寝るように言ったんだけど、
きっと上手くいかなかったに違いない。
 
眠りのときは脱力していて、寝返りとか
うてない人はその状態で固まってしまう。
つまり反りがキツイままで寝てしまうと
朝、反ったままで固定されてしまっていてしばらく痛い。
歩き出すと良くなるパターンは大抵そうだ。
 
「大友さん今日は最終回ですね。今日でサヨナラです」
 
「また先生が日本にいるとき来たいです」
 
「大友さん アウトォ。ネガティヴ発言。
痛みは無くなっていきますよ。だから
2度と会いませんサヨナラが正解です」
 
「そうでしたそうでした」
今日の最終回は全ての痛みは自分で処理できる。
の理解だった。
 
動いてもらって痛い動きを探す。
「こうすると ここが痛いです」
 
「大友さん、そこが痛いからどうするんでしたっけ?」
 
「先ずは、落ち着く。そして仙骨の痛みは
脹脛の短縮の可能性がある。でしたよね」
 
「そうそう、だからセルフでやるケアは?」
 
「こうでしたっけ?」
そうそう大友さんいい感じだ。
 
それが終わると俺は大友さんを外に連れ出して
「今日は最終回だからね、全速力で競争しましょうよ」
 
「えぇぇーー?なんですって?」
 
「全速力でね、競争ですよ」
 
「えぇぇーー分かりました」
俺たちはヨーイドンで走り出した。
 
俺なんか全速力で走るなんて10年以上ぶりなんだけどね。
大友さんも数年ぶりだった。
途中までいい勝負だったけど、大友さん途中で
「あぁあぁ痛い」
とか言ってスローダウン。
最後まで走りきれたけど痛いと言った。
 
昨日みたいに腰椎が衝撃で痛いというのはなかったけど
また仙骨のレベルだけ後ろ半分が痛いと言った。
どうやらホントにTMS理論の通りの血行不良による神
経症状と一致しているようだった。
 
一旦酸素欠乏になると。。て正論を言っても
そんなことを言ったところで仕方ないの。
 
「大友さん、ほら昨日の通りそこが痛い
なら、どこが関連しているんだった?」
 
「ええぇ、えっと、この時は えええぇっと」
 
「大友さんここですよ」
とアドバイスしてセルフケアを行わせた。
ネガティヴな人に冷たいの、俺って。
 
痛みが引いて来て大友さんの走り方を確認した。
膝が内側に向かって上がり内巻きに
走っているのを二人で動画撮って確認した。
 
こういう1つ1つをなぜ痛いか。
なぜ痺れるかを回答し続けていき、
大友さんは顔に自信を取り戻していった様子だった。
 
足上げ腹筋も、苦手な動きも出来るようになった。
仰臥位で丸まり膝がおでこに着くようになり、
尻上げブリッジも綺麗に弧を描けるようになった。
 
こうして動かなかった関節を1つ1つ動くようしていき
それは筋肉の血行を高めるだけではなく
血行不良だった組織にも栄養と酸素が届き出し、
近い将来痛みがなくなるストーリーが俺には見えた。
 
今痛みをどうにかしてという願いだけなら
どうにでもなると思うけど、
問題は俺がいなくても平気なんです、という自信と
消防士としての誇りを取り戻すことだったから
今日は殆どがセルフで口先介入だけで行ったんだ。
 
でも、起立筋の溝は真っ直ぐになり
背骨を辿る指は一直線となっていた。
俺の次の出張予約の時間が来て別れの時間となった。
 
「先生 また。。」
と言いかけて口を押さえた大友さん
 
「大友さん、またはないことを願いますよ」
俺はニヤリとしガッチリ握手すると大友さんは羽田空港へ
俺はバイク置き場へと向かって別れた。
 
痛みが全て取れたわけではない。
でもね直立できなかった姿勢も足上げ腹筋も
全速力の駆け足もカラダの柔軟性も出来る
ようになった自分を思い出せれば、
完全に今までの大友さんでは無くなっている。
 
痛くても、なんか平気なんだって思えるように
なったのなら大きな一歩だったと言える。
そして痛くても自分で痛みは取れるんだと思える
ようになったのならこんなに素晴らしいことはない。
痛くてもなお自分を好きでいてあげてね。という言葉を
3日目の最後に言ったのを時々思い出して欲しい。
 
大丈夫。
きっと大丈夫。
大友さんはもう大丈夫に違いない。
 
 
KYT東京講演のあと11月に原口准教授の
テクニックが11月に東京で直接学べます。
 
11月の原口准教授テクニックセミナー内容です。
・足関節機能構造と障害について
・過回内症候群に伴う疾患について
・足関節評価法(静的・動的)と実技テクニック
・膝関節機能構造と評価方法
・変形性膝関節症のテクニック
・股関節の機能構造と障害について
・股関節・骨盤・腰椎の機能評価方法
・腰椎・股関節テクニック
(変形性股関節症・腰椎過前彎・大腿筋肥大改善テクニック)
・下肢の関節運動連鎖的みかた
・肩関節機能構造と障害について
・肩関節テクニック
・頚椎テクニック(ストレートネック・脊椎機能不全等)
・関節テクニック後(動き)の歩行やトレーニング(動作)について
・身体特性の評価方法(競技スポーツ特性)
※内容は多少変更することがございます。
 
前回のセミナーにご参加頂いた方の声をお聞きください。 
■神奈川県 47歳
どれも明日から使えるものばかりでした。
 
■神奈川県 28歳
わかりやすいセミナーでした。解剖学、運動学、
運動連鎖などわかりやすい内容でした。
テクニック練習時間も作ってくれて良かったです。
 
■東京都 30歳
なぜその症状が出るのかなど解剖学的なお話が聞けたのが良かったです。
施術後の変化もすごかったです。
 
■東京都 32歳
わかりやすさ、結果がついてくる圧倒的な技術、
親切、丁寧な対応と何をとっても素晴らしかったです。
 
■埼玉県 38歳
これほど実践的で効果が出やすい技術を
惜しみなく出すセミナーは初めてです。
 
■栃木県 27歳
筋にアプローチしなくても関節を
正すだけで緩むという新しい発想ができた。
 
■東京都 41歳
とってもわかりやすかったです。
手の位置や体の使い方などスタッフ
の先生方も教えてくださったので。
 
■千葉県 41歳
動き、解剖学についても丁寧に説明して頂いて
多くの気づきを頂けただけでなく技術もみっちり
教えて頂きとても充実したセミナーでした。
 
■千葉県 30歳
今まで筋肉に着目していましたが、
今回(セミナーに)出たことによって
関節のアプローチの大切さを改めて感じ、
治療の幅が広がりました。
 
■鹿児島県 36歳
施術方法だけではなく、個人の体格に沿った
アドバイスをたくさん頂けて良かった。
練習時間も長めに設定して頂けたのも良かった。
 
■京都府 32歳
痛みを取るだけでなく、痛みの原因から考えて痛みを
出さないようにするにはどうすればいいかまでわかった。
実際に自分の痛みも取れたので本当に取れるんだと
実感できてさらに満足しました。
 
■栃木県 29歳
現在、接骨院で働いていてどのように治療すれば
いいのか悩んでいて解決できたことで120点。
ぜひ明日から実践してみたいです。
 
■秋田県 32歳
なぜ、そういう痛みはこういう理屈で出るなどの
理論もしっかりわかってテクニックもその場で
すぐ結果が出ました。
 
■愛知県 49歳
効果的な手技を解剖学的な裏付けを
もってわかりやすく教えてもらえた。
 
【講師】
原口 力也(はらぐち りきや)
帝京平成大学大学院 健康科学研究科
帝京平成大学ヒューマンケア学部柔道整復学科 准教授
帝京池袋接骨院 院長
原口整骨院 院長
公益財団法人 柔道整復研修試験財団 認定実技審査員
接骨院と整形外科病院で多くの臨床経験と診療実績。
大学と専門学校で教育・研究・臨床活動を行っている。
 
《所属学会》
日本柔道整復接骨医学会 
日本医薬品登録販売者協会 
日本人類学会 
日本体力医学会 
バイメカニズム学会 
日本超音波骨軟骨組織学会
 
【日時】
■11月19日(日)11:00から17:00
■11月26日(日)11:00から17:00
■12月3日(日)11:00から17:00
 
※いずれの日程も同内容・1日で完了するセミナーです。
 
【会場】
東京都23区内
下記のお申し込みフォーム及び
お申し込み後にお届けするメール内の詳細をご確認ください。
九州、北海道の方でも日帰り可能な時間と場所です。
 
◆お申し込みは下記よりお願い致します。
下記入力フォームがキャンセル待ち表示と
なった場合は既に定員となっている場合です。
宜しければキャンセル待ちにご登録ください。
 
《お申し込みはこちら》
■11月19日(日)
https://goo.gl/apJsXC
 
■11月26日(日)
https://goo.gl/Ew2UC2
 
■12月3日(日)
https://goo.gl/6dgSCu
 
【主催】株式会社Quest / Ken Yamamoto事務局
【住所】東京都港区北青山2-7-26 Landwork青山ビル2F
【E-mail】info@quest-tokyo.com
 
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【対談】若手治療家 × KenYamamoto/Dr.ウエムラ/原口准教授
若手治療家の悩みをバッサリ斬る!! 『下肢腰椎編』
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Ken YamamotoテクニックDVD Level1・2
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Ken Yamamotoテクニック DVD Level3
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Ken YamamotoテクニックDVD Level4
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Ken YamamotoテクニックDVD Level5
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KenYamamotoテクニックDVD Level6
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原口准教授による正復テクニックによるDVD発売決定!!!
『下肢から診る身体のきのう構造
  〜准教授が教える下肢の重要性と痛みの根本原因〜』

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Dr.ウエムラ New DVD販売開始!!!『四肢が体幹及び姿勢に及ぼす影響編』
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Dr.ウエムラDVD【胸椎編】
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患者様から支持される続けるプロ治療家の検査方法
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