今日の最大の発見は手のシビれについて
カラダの中は陰圧になっている。
こんなのは本にいくらでも書いてある内容だが、
実際に文を読んで、へーーほーーーなるほど
とやるより断然目の前で見て触って動かして、
さらにその場で解説してもらい、
なるほどなるほどホントだった、という方が
言うまでもなく素晴らしいのだが、
今迄はそれをすることが出来なかったんだ。
人体解剖学実習に参加したもののホルマリン処理後
の御献体は殆ど関節が動かなくなっているし
色も変色してて見たものをこれが本物だと信じるしかなかった。
でもKenYamamoto主催のチームは最高責任者である
教授の提案により、腐敗処理していない御献体
の提供をして頂くことが出来るようになった。
前回に引き続き今回もこの生御献体分は俺の自費で賄われた。
つまり3日学べる人体解剖学実習の値段のまま
皆さんにも学んで貰えたら最高だなと思って
先ずは俺が解剖しそれをそのまま皆さんが
全員触れ、動かし、学ぶことができた。
2日目は上半身、3日目は下半身となる。
生献体のカラダは実に素晴らしかった。
筋肉は赤々していて皮膚も全く生前と何ら変わらない
弾力があり全ての関節が自由に動かすコトができた。
指の一つ一つまで動かせたんだ。
それぞれが御献体の方と手を繋ぎ肘を曲げ伸ばし
しながら動かして行くと今まで見えてこなかった
キネスティックチェーンが見えて来た。
見えないモノが見え出すと一気に全てが変わり出す。
生献体で動かした後、受講生同士が手と肘を持ち動かして
確かに自分のカラダでも同じ動きだと言っていた。
ピアノの奏者が首が痛くなるとか指しか使わないのに
何故首なの?という問いもコレで解けたと言っていた。
《生献体でキネスティックチェーンを学べた》
手首と肘を持って動かしているのに大胸筋の収縮
も始まり、コレは腹部へと緊張が広がって行く。
また鎖骨の動きがリアルに見え僅かな動きも
見逃さずに観察することも出来た。
広背筋と上腕三頭筋の連結は教科書に載ってないが、
筋連結というよりも固く離れない膜が二つの筋肉を強固に繋げていた。
ホルマリン処理後の御献体も美しいが
生献体の美しさに殆どの皆んなが見惚れてい
て涙を浮かべている人もいた位だ。
★最大の山場は胸郭出口症候群の射角筋隙による
挟み込みや鎖骨と第一肋骨の間の挟み込みや小胸筋の
間隙の圧迫による手の痺れが本当か全員でどうか試してみた。
前射角筋と中射角筋の間のスペースは首を体側に倒すと
確かにスペースは減って行くが底辺×高さ÷2の
面積は相変わらず変わらないと言うか、第一肋骨に
付いている位置は同じわけで、ココであらゆる方向に
首を倒しひねりしたがバチコンと挟まった感じはなかった。
また鎖骨と第一肋骨のスペースで挟まる案だが、
これも腕神経叢が出てくる位置はほぼ第一肋骨の外であり、
鎖骨が降りてきて挟まる様子は感じられなかった。
小胸筋の間隙は指が3〜4本入るスペースが確保されていて
腕を下方牽引したり、首を体側へ倒してみたり
色々したが、やはりこのスペースが腕神経叢を
圧迫すると考えられるほどの変化は到底なかった。
誰かが脂肪で圧迫されるのではと言った。
待ってましたとばかりに俺は対側の腋窩を指差し
コッチの脂肪はそのまま残してるからこの脂肪が
腕神経叢を圧迫するかどうか考えて分かったことを教えて!
と言ったが、誰もが脂肪が圧迫して神経圧迫が
起こるとは考えられなかったと言った。
さらに誰かが言った。
今は仰向けだから挟まらないのかな?
そこで我々は上半身だけの御献体を立たせ
同じように首を動かさせてみた。
「あーー挟まるー!」
頭の重さなのかどうなのか射角筋間隙で
指がしっかりと挟まったと1人が言い出した。
え?本当に?
ホントだった。御献体の顔を前に突き出した
状態だったが確かに挟まる感じがわかった。
次に顔を元の位置に戻し、再び首を動かすと
やはり挟まる様子はなかった。
これで分かってしまったのは解剖学的肢位の大切さだった。
正常肢位では挟まりにくく
顔を前に突き出したようにして側屈すると挟まるのだ。
肩甲上腕リズムの動きも見事だった。
2日目は上半身のみの御献体だったが
カラダを起こして観察することもできた。
カラダは完璧に出来ている。
全てが美しかったんだ。
俺は皆の充実した顔を見れて満足だったんだ。
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