人体解剖実習は日本では法律的に?
出来なくなったらしく、
でも、治療家は参考書を頼るしかない。
その参考書と実際の体のニュアンスには
大きな温度差を感じた。
「こんな事をやっていたら日本の
治療家はダメになっちゃうな。
ホンモノと参考書の差があり過ぎて」
ハワイの解剖学実習を参加された
先生はみなそう言っていたよ。
「アメリカのメディカル関係者は
お腹の前面から大腰筋をマッサージ
するとか言うとバカにされるんです」
アメリカのAT(アスレチックトレーナー)が言った。
もともとカイロプラクティックの理論や
骨盤の歪みを勉強して乗り込んだアメリカ
だったが勉強すればするほど矛盾を感じ
今では実際に証明できるもの以外は語らなくなった。
と言った。
実際に腹部を切り開き唖然とする受講生。
大腰筋を間接的に触れることも難しい程
腹部の中は盛りだくさんだ。
大網の下は迷路のように腸がしまわれており
脊柱脇に始まる大腰筋に届くとは誰もが思えなかった。
誰かが言った。
「大腰筋を揉むとか言うテクニックは嘘だ」
そして誰もが頷くしかなかった。
鼠蹊部を越えたあたりでかろうじて触れる程度だった。
腱の修復は完全に元通りと言うようなことはなく
切れたところは修復され盛り上がったように太くなる。
緊張はのこり短縮し続けるかもしれない。
筋膜は怪我や外傷、手術または病気がない限り
筋膜同士がくっつくなんてことはない。
滑らかに滑り合いスムーズに活動している。
身体は何層にも膜に覆われており関節や
筋肉だけでなくこういった皮膚や筋膜などの
連続構造によっても影響を受ける。
KYTの有効性が存分に証明出来たし、
また一部修正する箇所も見ることができた。
僕は日本で人体解剖実習が出来ないのなら
何度でもこのハワイに通って納得いく治療法を
アカデミックに証明しながら
突き進んで行きたいと思っている。
だから年内にもう一回学びに渡米しようとおもってる。
このハワイ州立大学は御献体の
保存状態はかなり研究されており
保存のいい状態で御献体を観れる
のは世界でも余りない位らしいんだ。
またチャンスがあれば皆も誘って見たいと思っているよ。
昨日の人体解剖実習のあとスタッフが
一人また一人と帰国して行き
残された僕はなんだかさぁ、
寂しくなってしまったよ!
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