途方に暮れる出来事を経験するといい。 | 世界を股にかける腰痛治療家 Ken Yamamotoのブログ

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Ken Yamamotoは世界を股にかける腰痛治療家であり腰痛研究家でもあります。
 『世界中から腰痛をなくしたい』
この想いからKen Yamamotoオリジナル治療法『Ken Yamamotoテクニック(KYメソッド)』ひとつをひっさげ、
世界中からのオファーに応える。

旅をすると人間力が上がるかもしれない。
だってときに途方に暮れることが起るからだ。

日本に居ても途方に暮れる事はそうそうないだろう。
動かないと進まない。でも動くとトラブルに
巻込まれて途方に暮れることが出てくるんだ。
空港内の警察事務所の机に座らされて
途方に暮れていたんだ。僕。

そこで今回の旅を振返っていた。
1日半のカンボジア滞在、
5日のタイの滞在、そして次の国に向った。
今年11カ国目はシンガポールだ。

銀行つとめのシンガポール人と知り合ったのは
今から5年も前の話だ。

「Ken、実は腰痛になってしまってどうにもこうにも。。」
久しぶりに来たメールはそんな内容だった。
カンボジアに行くついでに足を伸ばしてもいいよ。
俺は困っている友人の為に予定を作った。

カンボジアでは子供の為に小学校を作った
医師の同行で開校式に参加した。

バンコクでは彼等と射撃場を体験した。
射撃場のオーナーに断ってお土産として自分が打った
鉄砲の弾の飛び出した後の薬莢(やっきょう)の部分。

分かるかな?
弾を撃つと不要になった何かが後方へ飛ぶでしょ。
それを貰ったんだ。あんまりにも薬莢は小さくて
どこに入れていたかすっかり忘れてしまう程だった。

シンガポール空港の出口に向って歩いていると
シンガポールの友人が俺を見つけて手を振ってくれた。
すぐ行きまーす!って無言でガラス越しに手を振って
返事しながらスーツケースを受け取り出口に向ったんだ。

出口直前にスーツケースをあけられているヒトが何人も居た。
構わずその前を通過した瞬間。
「はい、そこのアナタ。スーツケースを開けて」
「へ?僕?」

滅多に止められないけど、スーツケース開いて
ドーゾチェックしてくれたまえってやったんだ。
するとごぞごそやって出て来たのが、
お土産で貰ったあの薬莢だったんだ。

「なんでこれをもっているんですか?あなた!」
「あぁこれか、ここにあったのかお土産です」
「ちょっと来なさい!」
えっ、えっ、えっ??あれあれ??

「Ken??どうした??」
とガラスの向こうから友人が、、、
「どうしたってちょっと分からないけど
余裕だからちょっとまってて!!」
って手話で話す。

クライアントさんドン引き
違うんだってば、、、
空港警察ではそんな言葉通用しません。
ダメなモノはダメ!!

僕ちゃん空港警察で取り調べられちゃってます。
幸いWi-Fi環境が整っていて電子辞書で
英語を調べながら回答をくり返す。

友人からはメールがビシバシ、
空港警察のオジさんからも質問ビシバシ。
だぁかぁらぁお土産で貰ったんだってば。

何回同じ事を言わせるんですか君たちは、、、
代わる代わるヒトが入れ替わるたびに
同じ事聞いてくるんだもん。やんなっちゃう。
悪いのは僕の様なんだが、、、

何しにシンガポールきた?
その前はどこにいた?
一番最初はどこに行った?
完全に怪しまれてる。

日本人なのに金髪、無精髭は伸びっぱなし
よっぽど怪しかったんだな。
イーチケット見せても全部信じない感じだった。
そこで思いついたんだ。
あっそうだ、写真見せたらいいかも!


「ちょっと見て下さい。バンコク経由で
カンボジア入りしました。目的は小学校の開校式です。
カンボジアで小学校を作ったヒトに同行して来たのです。
次にバンコク入りして、バンコク警察署内の
シューティングギャラリーで拳銃打ちまくりました。
警察署内です。写真がこちらです。
これはバンコクホスピタルでの写真です。
指導しちゃってます僕。そして今日シンガポール入りです」
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コレは分かりやすかったようだ。

そして、カンボジアで学校作っている
いいヤツらしいと思ったのか
始末書にサインさせられると
今回だけは厳重注意で許してくれた。

今回だけはって、もう二度としませんから
ホントよくスーツケースの中から
小さい薬莢を見つけ出したと想って、
シンガポールの安全度に感心したんだ。

友人にはスゴく気まずかったけど、話すと分かってくれた。
打った後の薬莢なんか火薬も既に入ってないし、
こんなのただの金属の筒だと思ってたけど
危険物になるんだと初めて知ったし、
もっと注意して旅をしないと
うっかりとかで捕まっている場合ではない。

空港警察のみなさんにも時間を
取らせてしまった事を深くお詫びします。
なによりもシンガポールに招いてくれた友人を
待たせてしまって申し訳なかった。

とにかくさ、途方に暮れる事をしてみると
人生変わるかもしれないよ


踏み出さないと次のステージに辿り着かない
でも踏み出すと傷つく覚悟も大事だ。
だって次のステージに行くにはリスクが必要だから。

リスク覚悟で突っ込んで行くと
次の何かが得られるかもしれないし
得られないかもしれない

分かるのはリスク覚悟で突っ込んで行ったら分かる。
そこに何があるのか、もしくはなにも無いのかが。
その途中で途方に暮れる事があるかもしれない。
踏み出した事の後悔があるかもしれない。
それでも更に踏み出すと人生が変わるかもしれない

踏み出す。
傷つく。
だけど踏み出す。


今回のような途方に暮れ方は良くない例だけどねー
やってみて、自己責任ですけど
僕は反省反省


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