パクチー (coentro) とポルトガル料理 | Quegiroのブログ

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植物の栽培やポルトガル語・ポルトガル料理に関する話題を中心に、気の赴くままに綴っていこうと思います。


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東南アジアの料理で有名な香菜 「パクチー」 ですが、ポルトガルでもこのパクチーが 様々な料理 で使われます。

「コリアンダー」 の名でも知られるこの植物は、ポルトガル語では coentro と呼ばれています(クエーントロに近い発音)。

日本では古くは 「こえんどろ」 と呼ばれており、これはポルトガル語からの借用です。「ん」 の後で 「と」 が 「ど」 に濁るのが、当時の借用語の日本語化の過程を表わしていてなかなか興味深いです。


パクチー
パクチー/コリアンダー/こえんどろ coentro



さて、ポルトガルは、パクチーを食事に常用する、西欧ではとても珍しい国ですが、私自身、パクチーを初めて食べたのはポルトガルに留学中のことでした。 たしか学食の魚料理か何かの上に添えられていたと思います。

その時の印象ですが、とにもかくにも 「なんじゃこりゃ…」 でした。まあ、パクチーの和名の中にはカメムシソウというのもあるみたいですし…

そんなわけで、はじめは到底好きになれる代物ではありませんでした。



ところがです。

慣れというのは恐ろしいもので、繰り返し繰り返し食べているうちに、いつの間にか 「あれ、こいつ、なかなかいけるんじゃない?」 と感じるようになり、最後には 「パクチーよ、おまえ抜きのポルトガル料理なんかポルトガル料理じゃない!」 とまで思うように…

味覚とはかくも変化するものなのだと実感しました。



さて、パクチー多用のポルトガル料理の中でも、個人的にこれ以上の組み合わせはない!と思えるのはパクチー入りの 「タコご飯(タコのリゾット) arroz de polvo」 です(作り方は こちら から)。

たこご飯
タコご飯(リゾット) arroz de polvo



あと、「アレンテージョ風 パン入りスープ açorda alentejana」 というパクチー(とにんにく)の魅力を存分に味わうことができる強烈なスープもあります。 これは、そのうち機を見てご紹介できればと思います。

もちろん、ポルトガル料理にはパクチーを使わないものもたくさんありますので、パクチー嫌いの方でも大丈夫です。無理ならあらかじめ抜いてもらう手もあります。

            Ó coentros portugueses, tenho imensas saudades vossas! Hei-de vos ver um dia...

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