今日、実は


私が憧れている人(女性です。)のブログを拝見致しまして、


涙しました。




彼女のおばあちゃんの事が書いてありました。


悔やんでも悔やみきれない気持ちや、大切な人との別れのエピソード。


イタイほど、判るのです。





私は大学を卒業してからカナダに語学留学をしました。


カナダへ飛ぶ前から、おばあちゃんの治らない病気のことは聞いていました。


「カナダから帰ってきた時には、もう、お話すら出来ないかも知れない。」と


覚悟を決めて、飛び立ちました。


その覚悟には「帰ってきてからも、お話くらいは出来るだろう。」という期待もあり、


出発前、おばあちゃんにハグをしてから行きました。




何度かカナダからおばあちゃんに電話をし、


カナダの美しい景色が伝わるように、赤く紅葉した葉っぱを手紙と一緒に送ったり


クラスメイトと一緒に撮った写真をメールで送ったりしながら月日は流れ


その度におばあちゃんは


「体にだけは気をつけなよ? 早く帰ってくればいいのに。」と言っていました。




私が高校生の時、おじいちゃんが亡くなったのですが、


おばあちゃんが寂しくないように、


無理矢理にでもおばあちゃんと一緒にいる時間を作ろうと


「浴衣の縫い方、教えて。」と言って、デパートに生地を買いに行きました。


ピンク地に白いお花の素敵な生地が見つかり、おばあちゃんが買ってくれました。


なので、その浴衣は、おじいちゃんのことも、おばあちゃんのことも思い出す


特別な浴衣になりました。




カナダで初めてのクリスマス。


学校を卒業するテストを2日後に控え、無事卒業すれば2週間後には帰国予定でした。


クリスマスの朝早く、日本から電話がありました。父からでした。




「おばあちゃんが今、息をひきとりました。」




返事が出来ませんでした。


父に「大丈夫か?」と聞かれ、「はい。」とだけ涙声で応えたのを覚えています。


その後、私はホストマザーに泣きながら電話の内容を伝えました。


「クリスマスの朝になんてこと・・・!? きっと天使が連れていったんだわ・・・。」と


泣いている私の背中をさすってくれました。




あと、2週間・・・・。




私は、おばあちゃんのお葬式の為に帰国することを考えていましたが


テストを受けずに、卒業出来ないまま帰国することになってしまう状況でした。


テストは追試として別の日に受けられるかどうか、


また、クリスマスシーズンだったので飛行機が取れるかどうか、


お葬式を終えて日本に帰って、またカナダに戻ってこれるのかどうか。


いろいろなことを考えながら、父に相談しました。




「おばあちゃんは、ちゃんと卒業して欲しいと言うと思うよ。」






私は、おばあちゃんのお葬式にすら参列していません。


私が覚えているのは、最後に笑顔で見送ってくれたおばあちゃんで、


ハグをした時に自分より小さく、か細く感じたおばあちゃんの体。




「弱っていくおばあちゃんの姿、あなたは見なくて良かったと思うわ。」


おばあちゃん子だった私に、母が言いました。





今でもまだ、海外にまで届いたおばあちゃんからの手紙や


「美樹ちゃん、大学卒業おめでとう。」と書いていある文字を見れません。


見ると、読んでしまうと涙が止まらなくなってしまいます。




ウェディングドレス姿も見せたかった。


曾孫も抱かせてあげたかった。


今まだお子様もいない自分には大げさな話かも知れないけど、


きっと喜んでくれたに違いない。




今、Queen's Collectionの業務受託として、


父の会社の一部である子供服のお店を手伝っています。


家族ぐるみ、親戚同士の店なので、おばさん達と一緒に仕事をしていると


そこにおばあちゃんがいる感じがする時があります。




きっと一緒にいてくれてるんだと思います。




最近は花火大会にも出掛けていないし、


今年はあの浴衣を着て、出かけたい。