公開初日の今日、THE YELLOW MONKEYのドキュメンタリー映画「オトトキ」を観てきました。

公開したばかりだし、内容についてはなるべくネタバレを回避したいので、今どうやってここに記せば良いのか、そして今この胸の中の沢山の想いの中から何を記せば良いのか未だに気持ちが上手くまとまりませんが、簡潔に感想を記したいと思います。(と言いながら、いつもの如く無駄に長くなりましたら申し訳ないです(先に謝っておきます。))

そもそもこのドキュメンタリーが再集結があっての制作、そして昨年のツアーに密着して撮られたと聞いていたのもあり、私はただ単純にバンドの終幕から再生までを紐解いたドキュメンタリーなんだろうな…と勝手に思っていました。

ですが、公開も近くなりメディアの露出も増え、それにあたって情報も少しずつ流れ始めた時にあれ?もしかしたら私が思い描いていた内容とは違うのかもしれない…という期待のような、でも見るのがちょっと怖いような、そんな説明し難い不思議な気持ちになりました。

そして今日。

全てを観終わった時に、ああ私が感じていた予感は当たったんだなあと思うと同時に、とても胸が温かく、そしてとても優しい気持ちになりました。

このドキュメンタリー映画は優しい世界で作られていると、素直にそう思いました。

それは、画面からメンバーの優しい思いやりが沢山垣間見れたから。
お互いがお互いを思いあう、優しい姿を目の当たりにできたから。

誰でも生きていれば悲しい事、苦しい事、辛い事は絶対にあるのだと。それはどの人の人生にも等しく、生きている限り訪れるのでしょう。

それでも。

つまずいた時、悲しみにくれた時、苦しみにもがく時、さりげなくそっと手を差し伸べてくれる優しい人達がいる事がどれだけ心強く、どれだけ助けられる事か。そしてその事がなんて幸せな事か。

そんな当たり前の事に、今回このドキュメンタリー映画を通じて改めて4人に気付かされました。

血の繋がりは無くとも(2人は繋がってますけれど)、家族の様に支え合い、寄り添い、助けあい、そして笑いながら楽しみながら前に進む4人の姿がとても眩しかった。
そしてその姿こそ、私が長年ずっと勝手にこうだろうと思っていた大好きなモンキーの姿で、それは決して間違いじゃなかったと思えた事が本当に嬉しかったです。

そして。

過去は記憶として起きた事を振り返るにとどまり、それよりも今現在、そしてこれからの未来にフォーカスを当てられて作られていた事も…とっても、とっても、とっても、嬉しかった。

私も大概めんどくさい嫌なファンなので、また今更終わりの事を紐解かれたら不貞腐れるしセンチメンタルにもなるなあと思っていたのですが、そこはほぼほぼ触れられていなかった。それを目の当たりにして、やっと「ああ私は避けたい見たくないとずっと思っていた癖に、誰よりも過去に固執して勝手に消えない傷にしていたのだなあ…」とも……痛感しました。


彼らは、今を生きている。
そしてもう有る未来に向かって歩いている。
なのに、忘れられないからとあの終幕を引きずるのはなんて勿体無いのだろうと思った。


未来が見えるってなんて素晴らしいのだろう。
私はモンキーが戻ってきてくれて嬉しい。本当に本当に、嬉しい。
私はモンキーを好きで、好きで、大好きで、本当に良かった。


そう思ったらぶわぶわと涙が止まらなくなりました。

もう一旦涙腺が緩んだら止まらなくて、楽しい笑うシーンも沢山あったのにそこでも笑いながら涙止まらず…。だって、だって、だって、もうメンバーみんな愛おしくて…。

駄目押しはエマちゃん作詞作曲のHorizon。

ダメでした、あれはダメです、泣きます。もう…。

オトトキ、モンキーのファンじゃない方にも是非観て頂きたいなあと思います。アーティストのドキュメンタリー映画ですからなかなか行きづらいという点は有るとは思うのですけれど、観て共感出来る箇所は沢山あると思いますし、大袈裟かもしれないですけれど人生の縮図の様な内容だと思っているので…まだ公開したてですので、観に行ける方は是非。
オフィシャルサイトのアドレスを添付しておきます。

オトトキ公式サイト↓


私もまた観に行きたいと思っております。次回はもっと細かく観たいなあ…。

結局やっぱり長くなってしまい、失礼しました。
(もう一回謝っておきます。)

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