こんばんわ~
やまとメンタルクリニック院長の和田です
さて、すっかり忘れかけていましたが、
前回途中で終わっておりました、ブログの続きを
ぼちぼち書いていこうかと思います
前回は「摂食障害について」少し書かせて
いただいたかと思いますが、大体は覚えておられるでしょうか?
覚えておられない方、見たことない方は、
先々週あたりの私のぶろぐ「GOKAN」を再度ご覧いただければと
思います。
そして…もちろん私も忘れていますので
今から再確認してきます。
少々お待ち下さい
…………。
なるほど。今思い出しました
前回の最後は
「親しい方と食卓を囲んでいる時って
どんな感じか?」
と丸投げして終わっていますね(笑)
さて、皆さんあれから、
食卓がどんな感じか一度は意識してみたでしょうか?
なんとな~く意識はできているかと思いますので、
そのイメージを大切に今回のお話をご拝読いただければと思います。
私は食文化研究家ではありませんので詳しくはわかりませんが、
「食事」を行う過程を大まかに分けると…
(1)食前(食事の準備)
(2)食中(食事の内容)
(3)食後(食事の余韻)
の3つに分けられると思います。
で、これらと前回提唱した
①「重要な他者」からの承認欲求も適度に満たしつつ
②「本人」の体重や食事量へのこだわりもそこそこ気にしつつ
③「重要ではない他者」である我々医療者と関わる意義も感じられる
…を組み合わせて考えてみたいと思います。
まずは
①「重要な他者」からの承認欲求を適度に満たす
について。
「誰かに認められる
=誰かからみて
『良い感じ』と思われる」
と言い換えてみましょう
「痩せていること=良い感じ」
と思うかどうかはひとそれぞれ。
というか、
むしろ明らかに痩せすぎた状態は大体心配されます
ですので、「痩せること」以外の方法で
◎「周囲に良い感じに思われる」方法はないか?
もしくは
◎「周囲を不快にしたり悪く思われないで済む」方法はないか?
を少し意識すれば、おのずと周囲から受け入れられる
確率が上がると思います
次に
②「本人」の体重や食事量へのこだわりもそこそこ気にする
について。
①に沿って
「他人からどう思われるか?」
を適度に意識するのは大切なことなのですが、
あまりにもそればかりを気にし過ぎると、
今度は自分らしさが感じられなくなります。
人からの評価というものは、学校のテストのように、
努力さえすれば基本的にプラスの評価につながる
とは限らないからです
ですので、他人からどう思われるかも大切ですが、
「自分の努力を自分で評価し達成感を味わう」
という視点も併せ持つことが大切です
そして最後の、
③「重要ではない他者」である我々医療者と関わる意義も感じられる
について。
現在巷には様々なダイエット法が溢れかえっています。
どの方法も一長一短ですので、どれが正しいかについては断言できないのですが、
「食行動=健康に直結する行動」ですので、いち医師の立場としては、
できるだけ安全に配慮した方法を試して欲しいと願っています
また、食行動をめぐってはたびたび「本人」と「重要な他者」の間で
対立することが多くなります
ですので、
◎安全性や有効性についての相談者の役割として
◎「本人」と「重要な他者」が直接衝突して壊れないための緩衝材の役割として
我々医療者が関わる意義も大きいと思います
ということで上記①~③を意識した具体的な例を挙げていきましょう。
相変わらず長文になってしまいそうですので、
読むのがめんどくさいヒトは
次のブログの最後のまとめだけでも読んでいただければ幸いです
~~続く~~