二次限目は、冒険にこぎ出すための地図について。

まずは、コロンブス。
当時の地図は正確なものではなくて
ユーラシア大陸とアフリカ大陸ぐらいしかなく
東の果てはインドだと考えられていた。

地球が球体ならば
大西洋を西に進めば
インドにたどり着くと信じて
冒険をしたことにより
アリカ大陸を発見できた。

地図は必要だけど
全体感を把握して
目指すべきものがあればよい。

次に、大村智さん。
ノーベル賞受賞者ですが、
エリートではなかったけど
空白地帯を狙った戦略を立てて
成功した。

農家を引き継ぐ予定だったけど
親の進めもあり大学に進学したけど
スキー三昧で勉強せず
夜間高校の教師となった。
夜間高校の生徒たちの熱意で
勉強の意欲がわき大学院に進学して
修了後に研究所に勤め
その後にアメリカに留学した。

その歳に有名大学からの引きがありながらも
有名ではなく給与の提示も一番低かったけど
客員教授として受け入れてくれて
実験態勢の良さそうな大学に留学して
充実した実験生活と高名な化学者との知見も得た。
一つ目の空白地帯の選択と言える。

帰国に際しては、アメリカは資金力があった。
日本の研究に足りないのは資金力だと痛感しており
製薬会社から成功報酬込みの契約を勝ち取った。
特に、競争の高い人間薬ではなく
競争の低い動物薬をターゲットとした。
というのも、動物薬もそのうち人間の薬として
役立てる可能性が高いと睨んでいたからだった。
二つ目の空白地帯の選択である。
実際に、動物薬で当たり。
そして、人間薬としても当たった。

これから、どんな道を進むのか
一から考える子供にとって
あらかじめ空白地帯を狙うメリットを説く
ことも斬新だなあと感じました。
決められた道を歩いても仕方ない。
この覚悟を早くもって生きていけるかが
ミライを生きる鍵なのかもしれませんね。


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