注文の多い料理店 | QL BLOG
2017年02月01日(水)

注文の多い料理店

テーマ:アキラの日記
「再来年の本公演は宮沢賢治の注文の多い料理店をやろうと思うんでまた音楽頼みます」

と、言われたのは2014年の暮れ。はじめての演劇の音楽担当を終えた直後だったと思う。
賢治が好きなぼくは嬉しいと同時にあせりました。
賢治は超のつく音楽マニアと知っていたからです。

賢治本人が聴くわけではないにしろ、賢治の作品に音楽を付けるってめっちゃくちゃ大それてるって思ったのです。

これは半端な音楽は作れないぞ…と劇の台本も内容も雰囲気も何もわからないまま即座に作曲をスタートしたのを覚えてます。

イメージは山猫、妖しい洋館、恐怖、大正レトロ、そして賢治の中の理想郷イーハトーブ。
イーハトーブの西洋なのか東洋なのか、未来なのか過去なのか分からない美しい世界を
音楽マニアの賢治が聴いて喜ぶような作品にしなければ、という思いだったのを思い出します。
劇のための作曲だったんですけど、心の中は賢治だけを喜ばせる!っていう意気込みでした。
自分的には持てる少ない能力を振り絞って2年間かけて作った曲なので納得してます。

 宮沢賢治はインディゴチルドレンだった、とふと検索にひっかかりました。

最近よく言われているインディゴチルドレン。彼らに共通しているのは生まれながらに持っている独立心と自尊心。
年齢不相応の聡明ぶりで大人たちを驚かせ旧来の常識や慣習、権威にまったく関心や敬意を示さず芸術的な才能に秀でているらしい。

賢治の他にはアインシュタイン、サンテグジュペリ、野口英世、尾崎豊がインディゴだったらしいです。

曲を書くためにネットで宮沢賢治のことを調べるうちにたどり着いたインディゴチルドレン。そういう非現実的と思える現象も、賢治の世界に触れたあとには何か自然に納得させられる。

賢治が存命中に出版されたのは、心象スケッチ「春と修羅」と童話集「注文の多い料理店」のみで、 存命中に出版された2冊はコットン紙を使用したかなり高価な本。しかも自費出版で全然売れなかったらしい。

多作ながらも生涯無名のまま世を去らなければならなかった賢治を悲しい無念の人生とも言ってるようなコメントを読むこともありました。 
でも旧来の常識の視点から彼が不幸だったなんて測れないと思うのです。彼はインディゴなのだ。

彼はこの2冊の本の真の価値を知っていたし、そして銀河鉄道の夜という最高傑作を作る衝動の中で最後を迎え、作品は生き続け人々の心に今も入り込み続けていると思うのです。

ぼくらはみな愛を知るためにこの星に銀河鉄道に乗ってやってきたんだ、ということを人々に伝えるミッションを果たした賢治は幸せのインディゴチルドレンなのだと思います。

ぼくも銀河鉄道に乗る時が来たら、賢治に「どうだった?」って聞くのが楽しみです。






ご購入はライブ会場か、この曲だけだったらいっこ前の日記でオンラインで買えます。
あとはメールくださったら通販のご案内しますので是非聞いてみてください。

2017/01/19 に公開
QuartetoLivre(クアルテートリプリ)
ミニアルバム「注文の多い料理店」

2016年の劇団演劇街さんの公演「宮沢賢治の世界」のサウンドトラック。

宮沢賢治の心象世界中にある理想郷「イーハトーヴ」を音で再現すべく、東洋←→西洋、過去←→未来を行き来するような音像世界を作ることを目指しました。

うっそうとしたローファイ、弦楽器とエレクトロニクス、学校の校庭に響く音楽室、ノイズ、架空のワールドミュージック、テープレコーダー、つぶれた果実。

作ったイメージはそんな感じです。

2017年1月12日リリース
QuartetoLivreアルバム「注文の多い料理店」
FWCD-0011/ ¥500(税込)
<収録曲>
●注文の多い料理店
●にわか猟師のマーチ
●Wild Cat House
●Dance Of Death 
●Carnival of cannibalism

QuartetoLivre Official Site ⇒ http://quartetolivre.com/

クアルテートリプリさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントする]

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス