セッションをしていて良く思うのですが....
マインドはずるいものです。
ときにあらゆる手で自分自身を正当化しようとする。
インナーチャイルドがどうの。
トラウマがどうの。
カルマがどうのといって....。
結局
わたしが現在こうなのは〇〇のせいだから
(〇〇には、親とか過去とか環境とか前世とかいろいろ入ります)
わたしに責任はありません!
むしろわたしは〇〇の可哀想な被害者なのです!
なのでこんなわたしを認めてください!
どうしてわたしが変わらなくてはならないんですか。
どうしてわたしが親をゆるさなくてはならないんですか。
ということを、主張したくて
心の中では、1ミクロンも
新たに気づきたくもないし、
変わりたくもない。
だから、どんなセミナーやセッションを受けたとしても
気づきたくないし変わりたくないから
結局同じなんです。
同じ、可哀想な自分自身に
戻ってきてしまう。
マインドは狡猾です。
マインドは、いろんなものを利用して
自分の存在を正当化しようとします。
だから、思考で現実は変わらないんです。
マインドを変えようとするよりは
言葉で宣言しちゃった方が、はやいです。
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親に対して憤りがあったとしても
「いままで育ててくれて、ほんとうにありがとう」
と、嘘でもいいから言ってみるとか
過去をゆるせないとしても
「あのおかげで今の自分がある」
と言葉にしてみるとか
そう言ってしまった方が
そのような現実が後からつくられたりします。
自分の無意識がその言葉で創造される
「場」の影響を受けて、変わっていくのです。
自分が変わるのだから、現実も変わる。
つまり、あれほど憎んでいた人や
ゆるせなかったことが受け容れられるほど
変わったりします。
言葉は、論理や条件を超えて、場を創造していきます。
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一方、マインドからの思考は、つねに
〇〇であるべき
〇〇だったらゆるそう
と、条件と論理を想定して損得勘定をしたり
正当化したりしています。
マインドは現状を見て、そこから判断していきます。
現状を前提にし続けているかぎり
現状を前提にしているからこそ
現実は変わりません。
現状に対する見方が変わらなければ
変わらないのです。
変わらない、変わりたくない、可哀想な自分自身を
後生大事に抱きしめて
マインドは狡猾に嘘をついていきます。
そんなマインドに気をつけてくださいね。