(おばあちゃん:お笑い芸人)
71歳で、吉本興業の芸人養成所・
NSC(吉本総合芸能学院)に
飛び込み、現在は、”78歳の若手芸人”
として活躍する「おばあちゃん」。
持ちネタのシルバー川柳と
底抜けに明るい性格を武器に、舞台や
バラエティー番組、CMと、活躍の場を
広げています。
いくつになっても、人生は楽しめる...
そんな希望を
体現する「おばあちゃん」ですが、その
明るさの後ろには、波乱に満ちた
半生が、ありました。
【高齢者の笑える日常を川柳に...】
...まず、「おばあちゃん」というのは
芸名ですよね?
敬称略で、「おばあちゃん」と、
お呼びしてよろしいでしょうか?
おばあちゃん> はい。そう呼んでいただける
とうれしいです。この4月で、芸歴7年目の
78歳、ヨボヨボの若手芸人です(笑)。
...声に張りがあって、とてもお若いです。
高齢者の”あるある”をつづったシルバー川柳を
持ちネタとされていますが、1つ
ご披露いただけますか?
おばあちゃん>
では、口上から参りますね。
(スタンドマイクが、目の前にある設定で)
私が、触れますと、点滴に見えますが、マイクです。
こんにちは、おばあちゃんです、
ここから、ネタです。
宅配便が来られました。
どっこいしょと気合いを、入れてから出るので、
時間がかかるんです。
そこで、一句。
【チャイム鳴り、
やっと出たのに、
不在票...】
明日も元気で楽しい日が
迎えられますように。
ありがとうございました。
...あはは、それ、よくわかります。
おばあちゃんにしか、
できないネタですよね?
おばあちゃん> 若い方も面白がって
くれますが、
「わかる、わかる」と
笑ってくださるのは、
やっぱり同世代ですよね。
備考:この内容は、
2025-8-1
発行:NHK財団
「ラジオ深夜便」
より紹介しました。