
”未来は今である”ことを、
痛感させるシリーズ第2弾。
マイケル・J・フォックス&クリスファー・
ロイドを、はじめとする前作の
キャスト&スタッフが、ほぼ続投したシリーズ
第2弾(ジェニファー役は、クラウディア・
ウェルズから、エリザベス・シューに
交代)。
第1作のラストから、物語は始まり、
21世紀へと、マーティたちは、タイムトラベル
することになる...。

マーティの息子・マーティ・マクフライ・Jr.が
起こすトラブルを、事前に防ぐために
奮闘するマーティと、ドグだったが、
デロリアンに乗ってタイム・トラベルしている
ところを、年老いたビフ
(トーマス・F・
ウィルソン)に見られ、
デロリアンを悪用されてしまう。
マーティのガールフレンドの
ジェニファー(エリザベス・シュー)も
巻き込まれる騒ぎとなる...。

未来社会が舞台であることから、
80年代に想像されたハイテクツールが、次々と
登場し、楽しませてくれる。

「ジョーズ 19」
映画館では、
人気パニック映画の続編
『ジョーズ19』が上映中で、映画館の前を歩いて
いたマーティは、
巨大なサメが
飛び出す立体映像に、あわてふためく。
立体映像は、ホログラムとして、実用されて
おり、現実世界が、SF映画という
虚構世界を模倣した格好となっている。

また、マーティが履くナイキのシューズの
「自動ひも調整機能」も、
すでに開発済み。
「BTTF」パート2が描く、未来社会に、リアルに
近づきつつある...。
前作で、50年代に、タイム・トリップした
マーティに、未来から来た、もう1人の
マーティが、気づくなど、タイムリープもの
ならではの、多重構造の世界となっている点も
「PART 2」の面白さだろう。
過去・現代・未来が入り乱れ、何人もの
マーティが、存在することになる。
ちょっと、
ややこしい。だが、結局のところ、現代を
生きるマーティが決断し、行動する
ことで、未来も過去も、変わっていくことになる。
「未来は今である」とは、78年に●くなった
文化人類学者のマーガレット・
ミードが、残した有名な言葉。
ドクが、発明したような
タイム・マシンはなくとも、
今、この瞬間を大切に生きることで、
未来を変えていくことができる
過去の負のメージも
払拭される。

説教くさくならずに、
あくまでも、笑いと、アクションとで、
そんなメッセージを伝えているのが、
「BTTF」3部作では、ないだろうか...?
(文:長野辰次)

備考:この内容は、
2022-3-19
発行:三栄
「80's映画大解剖」
より紹介しました。
(筆者の感想)
あの~、こんばんは、
森進一です。
「BTTF」だけに、ビーフステーキに、
しようかな?
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きゃは!
全然、かかってないじゃん!
このあと、
「PART 3」は、大丈夫なの?
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