
長いなが~い冬が終わり、春一番が吹くころになると、
なんとなくからだがだるくなったり、あくびの回数が多くなったり
しないかな?
たとえば授業中、チュンチュンと楽しそうな小鳥のさえずり
や、ポカポカと穏やかな日差しを感じているうち、ムニャ
ムニャとたまらないほどの眠気が襲ってくる。
「春眠暁を覚えず」なんて言葉もあるけれど、一年を通して
これほど眠たくなる季節は他にない。どうして春はこんなに
眠いのだろう・・・。
春になると、それまで寒さでキリッとしまっていた神経が
リラックスする。、新陳代謝が活発になるため、からだ
のエネルギーを作るビタミンB1が,他の季節よりたくさん
必要となる。つまり、いても立ってもいられないほどの春眠は、
気持ちのゆるみとビタミンB1の欠乏症が原因というわけだ。
そこで、春になったら、とにかく栄養に気を配ることが肝心。
なかっでも玄米、胚芽米、小麦粉、大豆、えんどう、牛・豚肉、
卵、生野菜など、ビタミンB1をたくさん含む食品はバリバリ
食べていただきたい・・・。
ちなみに、甘いお菓子はビタミンB1やB2の欠乏をうながす。」
もしも、彼女がケーキばかり食べているようだったら、
「太るよ」と忠告するよりも、「ビタミンが欠乏するから控えたほうが

いいよ」といったほうが知的だし、思いやりが感じられる。
さて、春でも気分がシャキッとしているのは午前中。
この時間帯は交感神経が緊張しているため、わりあい愛能率的に
仕事や勉強を行うことが出来る。ところが交感神経の
緊張も午後に入ると少しずつ低下していき、深夜には最低に
なってしまう。
春ボケ対策として、なるべく夜ふかしを控え、早寝早起きを
心がけようではないか・・・。
備考:この内容は、202-6-1(株)青春出版社
話題の達人倶楽部著「科学のネタ大全」
より紹介しました・・・。