飲食業界で 1人客歓迎”に商機あり | qqwwzxcのブログ

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この記事は「日経トレンディ2013年12月号(11月2日発売)」から転載したものです。内容は基本的に発売日時点のものとなります。
ショッピングセンターのフードコートなど、従来は一人客をターゲットとしていない業態でも「おひとりさま」を狙う動きが活発化している。

 飲食業界で「おひとりさま」の存在感が増している。従来は一人客をターゲットとしていなかった業態でも、その獲得に力を入れ始めたのだ。

 例えばフードコート。「SCのディベロッパーから見直ニューバランス996し依頼が増加している。フードコートは家族利用を想定し、麺類など手軽なチェーン店をそろえるのが常だったが、バールやビストロを導入する動きがあり、一人客も狙い始めている」(フードリンクの小山裕史氏)。

●フードコートで一人でも楽しめる“バール仕様”

 昨年リニューアルオープンした「ラゾーナ川崎」のフードコートでひときわ目立つのが高いスツールとカウンターの「クアットロクオーリ」。手打ちパスタを出し、ワインセラーも備えた本格的なイタリアンだ。「女性が一人で食事と酒を楽しめる店を目指した」(四谷公明社長)。セルフサービスが基本のフードコートだが、カウンター客には料理を手渡しするなど、接客にも力を入れている。樽生のスプマンテや自家製サングリアなどアルコールメニューを充実させた結果、一人でイタリア料理店に行くのをためらう男性の一人客にも好評だという。

● 大手町の新商業施設は一人客を狙った仕様が多い

 一方、東京?大手町に働く女性をターゲットにして10月に開業した商業施設「オーテモリ」は、多くの店舗で一人客も視野に入れる。プロントの新デザイン店舗「イルバール」は、店内を明るくし、カウンター席を多くした。「パスタとワインのセットなど、しっかり食べて飲むメニューが人気。女性一人の夕飯ニーズニューバランス1400は高い」(プロント)。

●吉野家の新業態は気軽に味わえる「一人鍋」が7種類

 大勢で囲む食事の象徴的存在の鍋でも、吉野家が新業態の一人鍋専門店を東京?千代田区でトライアルスタート。今後も確実に増えていくであろう“おひとりさま”の胃袋を狙い、各社がしのぎを削っている。