カラスによる果樹の被害は、主に梨だった。
梨を栽培する友人も対策として、駆除で獲ったカラスを畑にぶら下げている。
これが効果ありあり。
他の梨農家からもぶら下げ用のカラスが欲しいと依頼が殺到。
友人は一度に十数羽のカラスの内臓をかき出すという地獄の作業をしていた。
梨が狙われる理由は、甘さ、水分、柔らかさ。
皮が薄いからつつきやすいのだ。
リンゴも全くやられないわけではないが、たまに高いところの真っ赤な実を食べられるくらい。
ところが、今年は作物の成熟が全体的に早く、狙いがリンゴへも。
つがるより早いシナノリップが標的の的となった。
ウチは数本しかないので被害はなかったが、シナノリップを多く作っている畑では、数十羽のカラスが飛来し、あっという間にほとんどのリンゴがつつかれてしまった。
撃ってやりたいところだが、すぐ近くにポツンと一軒家があるので撃てない。
カラスがリンゴの味を知ってしまうのは、リンゴの産地としてはヤバい状況。
いよいよウチもカラスの死体をぶら下げるときが来たようだ。
今週の駆除で獲れたカラスを2羽ほどもらうとしよう。
内臓出してしっかり乾かさないと、ぶら下げたやつが腐ってバラバラになっちゃうからねぇ。
はぁ~~~、鴨の解体と違って、マジやる気出ない作業だわ。