対極から対極へと 振り子が振れつづける国アメリカ
アメリカに2年半住んでみて 中に入れば とてもいい国だが 巨大な経済大国、強大な軍事国として 自分たちがやっていることが 周囲からどう見られているのか どのような影響を及ぼすのか 建国250年が近いといえば 成熟国の仲間入りは果たしているはず。そろそろ大人の政策を打ち出すときではないだろうか
米テキサス州、一気に44種類の食品添加物を警告表示の対象に 表示が嫌なら使用中止をメーカーに求める
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米テキサス州で、一気に44種類の食品添加物の使用を規制する州法が成立した。いずれの添加物も人体への影響が指摘されている。食品メーカーは、人体に悪影響を及ぼす恐れがあることを示す警告表示をパッケージに記載するか、もしくは使用原材料を見直さなくてはならなくなる。食品添加物の規制強化はトランプ政権下の米国で急速に進んでいるが、全米2位の人口を抱えるテキサス州の動きは食品業界や他州に大きな影響を与えそうだ。
ココがポイント
Gov Abbott Signs Food Warning-Label Bill
What the Texas food label law means for the rest of America
出典:msn.com
ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官が、食品添加物の使用削減と食品の安全性強化に向けて本格的に動き出した。
出典:猪瀬聖 2025/3/14(金)
米食品大手クラフト・ハインツは17日、米国で合成着色料を使用した新製品の導入を即時に中止する(中略)方針を明らかにした。
出典:ロイター 2025/6/18(水)
エキスパートの補足・見解
同州法は22日、アボット知事が署名し成立。規制対象となるのは、赤色3号や赤色40号などの合成着色料、白色剤の二酸化チタン、パンの製造に使われる臭素酸カリウムなど。日本で使用が認められていないものもあれば、使用が認められているものもある。
食品が44種類のいずれかを使用している場合、パッケージに「警告:本製品には、オーストラリア、カナダ、欧州連合、または英国の関係当局によって、人が摂取することを推奨していない成分が含まれています」と明確に表示しなければならない。警告表示を回避したければ、メーカーは原材料や製造方法を見直す必要がある。施行は2027年1月から。
米国ではケネディ保健福祉長官が「米国を再び健康に」のスローガンのもと、発がん性など人の健康への影響が疑われている食品添加物の、市場からの追放を推進。保健福祉省傘下の食品医薬品局(FDA)は4月、石油由来の合成着色料の使用を段階的に廃止すると発表した。
連邦政府に呼応する形で、州レベルでも何らかの規制強化を進めるところが増えている。ただ、一気に44種類もの添加物を規制するのは異例。規制強化を先取りする形で、自主的に食品添加物の使用を減らす企業も増えている。