兵庫県神崎郡 金剛城寺 ④ 是非参拝しておきたい古い石仏のある古刹
金剛城寺は、門を入ると正面に九間四面の広壮な本堂、左に古めかしい阿弥陀堂、本堂の後ろを右方へ上ったところに護摩堂がある。本堂には、御本尊である十一面観世音菩薩が安置されている。
本堂に向かって左側(南側)に建てられている「阿弥陀堂」。
弁天池
古めかしい石仏達。
時の流れを感じる風化をうけた地蔵像。
古びた土蔵。転がってる石が古石仏だったりする。
金剛城寺は県道406号線沿いの西側、一寸奥まった場所にある。塀の外はひなびた山と田園地帯。かつて栄えていたころはどんなのだったろう。
阿弥陀堂南側のやや離れた場所に四国八十八ヶ所本尊石仏が並んでいた。やはり空海ゆかりの寺だ。
奥に田賀神社の鳥居がある。
阿弥陀堂と本堂は廊下で連結している。下をくぐって本堂横より奥に階段を上がると護摩堂が現れる。山の斜面をくずして平らな場所を作り、その狭い場所に建てられているためか、山の斜面にへばりついているように見える。
山門方面の境内、手前に手水舎。
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「本堂」は九間四面の立派な建物であり、落ち着いた雰囲気を醸し出している。現存の「本堂」は明治45年(1912年)に建てられたといわれている。
本堂正面の上部には新西国第三十番の御詠歌の書かれた額があった。風化をうけ木目が浮き上がっていた。
額には『高野山門主隆心』の銘がある。当寺の宗派は高野山真言宗であるので掲げられているのだろう。
内陣の様子。落ち着いた厳粛な気持ちになる。本尊は「本堂」内陣に祀られている。
本堂前廊下
本堂脇のびんずる尊者
日本ではこのお堂の前に置き、撫でると除病の功徳があるとされ、なで仏の風習が広がった。
この像を「おびんづるさん(上方では神仏も観音さん、えべっさんなどとさん付けで呼ばれる)」「おびんづるさま」と呼んで親しまれてきた。
次週は 兵庫県神崎郡 金剛城寺 ⑤ 聖徳太子「これ 三宝相応の地なり」と讃嘆 です。