それぞれの初夏③大阪・ファミリーファーム 初夏の元気な青梅達たち

 

梅雨に入ると青梅の季節。早春に梅花を付けた梅の木に、真っ青な梅の実を付けます。梅には完熟した梅と、まだ完熟する前の青梅があります。梅がしっかりと熟す前の青梅には爽やかな酸味と風味があるので、梅酒や梅シロップを作るときによく使われます。


青梅を使った梅酒や梅ジュースはとても美味しいので、青梅自体も美味しいだろうからそのまま食べようかなと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、青梅を漬けたり加工をしたりせずにそのまま食べる時には少し注意が必要です。

 

 

青梅には「アミグダリン」という成分が含まれているからです。アミグダリンは、体内にある酵素と反応するとシアンという物質に変化をし、それが中毒症状を起こす原因になってしまうことがあります。

 

 

このアミグダリンは、青梅の実が熟していったり、お酒や砂糖、塩などで漬けて加工をしていったりする段階で徐々に無毒化されていきますが、熟す前の状態や加工する前ではまだ含まれている可能性があります。 実の部分を1個食べたからといってすぐにどうこうなってしまうというものではなく、実の部分で人が食べて危険だと言われている量は100個近くなのだそうです。

 

 

青梅は、梅酒や梅シロップなどを作るのに最適なころあいの梅です。

 

 

梅ジュースに使う砂糖、まずは氷砂糖から
青梅と氷砂糖は1:1で作ります。上記の量(各1kg)で作ると、出来上がりのシロップの量は半分(1000ml)位になります。

 

 

梅はアルカリ性の食品で、クエン酸をはじめ、リンゴ酸・カルシウム・鉄分といった有機酸類・ミネラル類を多く含んでいると言われています。そのため、梅ジュースは疲労回復や血液浄化作用、整腸作用や美肌効果など様々な効果をもたらしてくれる万能ジュースです。 昨年は女性に大人気でした。

 

次週は それぞれの初夏④ 大阪ファミリーファーム「季節は里芋植付シーズン」・・・