oliver

つい先日はWOWWOWでたしか1980年代の映画をみたらこれが
秀作だった。ドイツの捕虜収容所のイギリス人らが
サッカーチームをつくりドイツのチームとパリで親善試合をするストーリだった。ジョンフォードが監督なので
あの高名なジョンフォードなのかどうか不思議に思いながらみていた。シルベスタースターローンとマイケルケーンが主役だった。名作と呼ばれるものは古くてもしばらく通用する。

オリバーツイストはデイケンズの小説を映画化したものでロマンポランスキー監督だ。ポランスキーは大昔
”唇からナイフ”という斬新な映画をつくり、その後 シャロンテート殺人をあつかった映画をつくったり、最近では戦場のピアニストで数々のオスカーを受賞し、巨匠ともいえる存在だ。また扱うテーマが幅広い。

イギリスに貧困があったのもまだ最近までだったのだ。いじめなどもでてくるが、これはハリーポッタがいじめらてたのとダブってみえる。
いじめは普遍的にいつの時代でもどこの時代でもあるらしい。
オリバーの入れられている救護員の役員らの品性のなさや人間の下劣さは決して、宗教の教えからは直されることがないことがわかる。
デイケンズはたしか、クリスマスになにも貧困のために相手にプレゼントするものがなく、考えあぐね自分のいちばん大切なものをおくりあったストーリの作者ではなかったか。
そのデイケンズは
人のなかにもかすかな救いを見つける。あるいは願望する。
粗雑でどうにも嫌な社会なけ
ハッピーエンドを希求せざるを得ないのだろう。

穢れてしまったよのなかに一服の清涼剤。DVD新作。必見五つ星。