この何年か知り合いが重篤のガンになったり、あるいは、重粒子線の治療を受けられないかという相談が
数多くありました。あるひとなどは脳腫瘍だと診断され、有無をいわず、摘出手術をされ、手術のあと、これは
肺からの転移であったとしらされ、自分の所は終わったからあとは肺の専門のところへいってくれといわれ、いった先が、知識に少ない放射線医で、重粒子治療にいき、駄目だしをだされ、”ガン難民”(医者に拒絶さて治療をうけるとこがなくなる現象)にならないよう、好意の忠告をしてもらいすったもんだしたあげく、医師のいうとおりの治療を余儀なくされ数ヶ月でなくなってしまいました。

一般には重粒子線の治療は知っているひとが少ないですが、シンポジウムなどを開くとすぐに満席になるほと、一方で関心をもつひとも少なくないのです。
シンポジウムでは重粒子線は”切らずに直せる”とか”痛みがない”とかいったキャッチーフレズが使われます。
その通りだと思いますが、さて、いざ、治療を受けられないかと、関係者のつてをたよったり、医師の紹介などで治療できないかと多くの問い合わせがありますが、実は敷居はかなり高いのです。
あるひとによれば、ほとんどの問い合わせに対して”治療適用外”となってしまうようです。

これはとても深刻な問題だと考えます。この問題意識がこのブロッグを始める動機になっています。
思いとしてはブロッグから専用のホームページを解説し、このような問題の解決の一助になるようになれればと考えています。