清貧・つつましく自分を省みる | 住宅ローンの審査基準はどうなってるの?

住宅ローンの審査基準はどうなってるの?

住宅ローンの審査基準はどうなってるの?

"今も決して裕福ではないけれど、
大学を卒業して就職した職場を体調不良で辞めた後の1年強、
この時は、お金がないなどとのんびりしていられる状況ではありませんでした。

友人とルームシェアしていたので、簡単に実家に帰るとも言えず、
かと言って、折半するお金を立て替えてもらうというのも、
精神的にも参ってしまう日々。
次の就職先をと考えるものの、体調不良が続いている状態では、
とても安定した状態で務められると思えないので、
良い求人を見つけても、応募を躊躇してしまうのです。

結局友人の口添えで、小さなお店の手伝いをすることになりましたが、
どう考えても、本来従業員などは要らないであろうというお店です。
コンピューターを導入したかったと話してくれる店主の優しさで、
商品や仕入れの情報などをExcelに入力・管理していました。

週に数回通って働かせてもらいましたが、
これは人の優しさに頼っているだけだ、という感覚。
同じ学校を卒業して働いている友人と会えば、
どうしても感じてしまう劣等感。

もちろん収入は他の友人の足元にも及びません。

何か違う仕事で独立しなければ、という意識が強くなり、
必死で自分のスキル・できることを考えました。
結局、2年程そのお店で働いた後、
短期バイトをしながら、他の職に就き現在に至るのですが、
…とても不思議なのです。

友人もお店の人(とその家族も)、周りが明らかに気遣ってくれて、
(多分私が勝手に感じていた劣等感等にも皆気付いていたんだと思います。)
お金がないことも分かっているけれど、そこを直接刺激しないように、
家で作った料理をくれたり、招待してくれていました。

ですが、それを本当の「感謝の気持ち」で感じることができたのは、
つい最近のことなのです。

お金がなかったことだけが、私の感じた劣等感や無力感の原因ではないし、
逆に今プラスに感じることができるのは、
物質的な余裕によるものだけではないと思います。

それでも「お金がなかった時」のことを振り返ると、
そんな優しい人達のことを思い出すのです。"