薬局にはいろいろな機械がありますが、その中でも薬剤師より仕事をする機械があります。
その名は「分包機」!
そう、この「分包機」がないと今の時代の薬局は運営できないとまで言えるくらい大切な機械なのです。
「分包機」はお薬を一包化するときに使う機械なのですが、散剤(粉薬)には必ずと言っていいほど使用します。
子供が多く来局する薬局では「分包機」はフル活動します。
ですので、1台では足りない(故障したとき用)ため、大体の薬局は2台(大きい薬局なら3、4台)は置いてあります。
「分包機」はいろいろなメーカーが出しておりたくさんの種類が出ていますが、することはどれも同じ。大きく分けて2つあります。
①錠剤、カプセル剤を分包する。
②散薬を分包する。
薬局でよく使われる分包機は①と②ができる分包機です。
そのような分包機を使う場合、錠剤やカプセル剤、散剤は薬剤師がお薬一つ一つ手を使ってセットし分包しますので、①も②も間違えて分包する危険性は正直あります。が、どの薬局も確認に確認を重ね分包していますので安心してください。
ただし、一包化してもらう時は「お薬をもらう時点や服用前にご自分できちんとお薬が入っているか、間違いがないか」など確認することがとても大切です。薬局で働く人間もミスをしないように最大限の能力を使っていますが、完璧に人為的ミスをなくすことはできるとは言えません。ですので、「ご自分で間違いがないか確認する」ことは大変重要で、薬局にとってもありがたい行為なのです。
体に何か異変があっては問題ですので、もし万が一、間違いに気づいたときにはすぐにお薬を購入した薬局に連絡するようお願いします。
さて、そんな分包機にも特殊な分包機があります。
「2種類の散剤を同時に文法できる分包機」や「錠剤、カプセル剤のバラを専用のカセットに入れ、何種類でも同時に分包できる分包機」などがありますが、特殊なため購入金額も高価になります。コンピューター制御で処方箋をバーコードなどで読み取れば、すべての薬を取り揃えてくれる、薬剤師なんて必要ないんじゃないか、将来薬剤師という職業がなくなるのではないかと言わしめる高性能・超高額な機械も存在します。(まぁ、いなくなるとは大げさですが、今やこれからの薬剤師の努力次第では・・・。)
ちなみに、「分包機」も機械ですので中古も存在はします。が、・・・ねぇ。患者さんのことを思えば使えませんよね。
というわけで、薬局に行ったときは分包機を見て(どんな分包機を使っているのか?とか、きれいにしているかな?とか)、内部の様子なども見て、どんな薬局なんだろうと分析してみるのも面白いのではないかと思います。
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