適切な「湿布」「カプセル」の使用、していますか?
まずは「湿布」の正しい使い方から。
 「湿布」はただ貼るだけの薬なのですが、冷・温の2種類あり使い方を間違うと治る症状(痛みなど)も治りにくいことがあります。
 というわけで「冷湿布と温湿布」の使い分けを以下にまとめてみました。
[冷湿布]
 主に【炎症】【痛みの抑制】【治療】を狙ったものが多い。
 筋肉痛や肩こりなど、『急性』の痛みの緩和に用いられる。
[温湿布]
 主に【血行の改善】を狙ったものが多い。
 慢性疾患や腫脹緩解後の炎症性疾患など、『慢性』の痛みの緩和に用いられる。
 温泉のようなものと考えると分かりやすいかも。
あと、知っていると便利な「湿布の貼り方」はこちらを参照していただければ分かりやすいかと。
 「湿布を切って貼る」という行為は皆さん意外とされていません。
 是非、大きければ切って使用してくださいね。
次に「カプセル」。
 カプセルも大きく分けると2種類あります。
 カプセルに入っている薬「カプセル剤」は、ほとんどが「腸」で溶け効力を発揮させたい薬になります。ですので、カプセル剤は開けて飲むと苦味が増したり、効力がさほど出なかったり、場合によっては気管支などの粘膜を傷つけてしまう可能性もあります。
 反対に、薬局などで売られている「空カプセル」(お薬が入っていないただのカプセル。粉薬などを入れて飲みやすくするためのカプセル。)は、ほとんど「胃」で溶けるものなので「オブラート」と同じと考えて良いです。
 
お薬は意味があってその形をしています。
 むやみに砕いたり開けたりしないようご注意を!
 飲みにくいなど、お薬のことで何か不都合な点があれば薬剤師へ相談しましょう!
 
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