生きていれば、楽しいことばかりではありません。

不安になることもあれば、悲しくなることもあります。

そんな時は、あらゆることに悲観的になってしまいがちです。

 

そんな時に、思い出すようしているのが、

「悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである。」

という言葉。

 

アランの「幸福論」(岩波文庫)が出典です。

この言葉の後にこう続きます。

「気分にまかせて生きている人はみんな、悲しみにとらわれる。」

 

私に関して言えばその通りで、放っておけば、いくらでも暗い気持になれます。

なので、

「気分というのは。正確に言えば、いつも悪いものなのだ。」(同)

と言われると納得。

 

悲観主義・楽観主義といっても「主義」の話ではなく、

「前向きな気持」と「後ろ向きな気分」という意味だと私は理解しています。

 

前向きに考えるには意志の力が必要で、

幸福になるには努力が必要ということです。

 

「幸福とはすべて、意志と自己克服とによるものである。」(同)

 

なるほど・・・。ちょっとスパルタな感じになってきました。

ここまで厳しく考えなくてもいいと思いますが、

 

要するに、前向きな気持でいるためには、

前向きになろうと努力しなければいけないということ。

 

「もともと前向き」な人がいるのではなくて、

前向きでいようと努力をして、それに成功している人がいる、ということです。

 

というわけで、私も「気分」に負けず、前向きでいられるように、

色々と工夫をして頑張るわけです。

 

必ずしも成功する時ばかりではありませんが(笑)。