別のブログでも書きましたが、

18世紀後半から19世紀を舞台にした映画やドラマのインテリアが大好きです。

ジェーン・オースティンの小説の舞台になった19世紀前半のテイストは、

自分の部屋にも少しだけ取り入れています。

 

もう一つ大好きなのは、BBC制作の「ポワロ」のインテリア。

1920年代、30年代のイギリスが舞台です。

この時期は、第一次大戦が終わりヨーロッパ社会が大きく変化した時で、

別のドラマ「ダウントンアビー」は、この時期の少し前からを描いていて、

戦争を挟んで社会やライフスタイルがどれほど劇的に変わったかがよくわかります。

ただ、物語はほとんどお屋敷の中で進むので、

インテリア的にはあまり変化がありません。

 

その点「ポワロ」は、新興企業家や芸術家など、

いろいろな人が登場するので、インテリアも多彩。ポワロのアパートメントを含め、現代デザインがどんな風に社会に浸透していったかがよくわかります。

スチールが家具の材料として使われるようになり、

現代のデザインの教科書に出てくるデザイナーが現役で家具を作っていた時代です。

興味のある人にはたまらないはず。

 

最近のドラマで個人的に気になっているのは、

アメリカのドラマ「スーツ(Suits)」にでてくる

弁護士・ジェシカ・ピアソンがオフィスで彼女が座っている椅子。

イタリアのデザイナー、ルカ・スケケッティの「バード」という椅子だと思います。

2002年のミラノ・サローネでお披露目されて、

当時、大塚家具でもショールームに展示しました。

いつか自分で使いたいと思っていましたが、いまだ実現せず。

いつかは!