皆さんの近所のスーパーで“激安”を売り物にしている店はないだろうか?
個人スーパーや青果店などで、近所によくある小規模の激安店。
このニュースで取り上げられたスーパーも“激安”が売りという。
「キャベツ1個50円」「大根1本50円」、魚なら「イワシ1尾50円」など、店に行ってみるといろんな「格安品」が並んでいる。
大手スーパーより価格が安い個人商店・・・。
☝️そのカギはまさに「仕入れ」のテクニックにある。
「大量仕入れ」で仕入れ原価を下げることのできない個人店の仕入れ担当者は“必ず”地場の「市場」に仕入れに行っている。
そこで、前日売り切れなかった残品(品質に問題なし)や、市場で入荷が多くダブついた商品、そして“チョイ傷”や“規格外”で荷主が低価格で納品した野菜などを(言葉は悪いが)“買い漁る“のである。(自称 : ハイエナと呼ぶ人もw)
このときの条件は、
① 明日も同じで買える(仕入れる)ことはまず無い
② 商品(残品)はすべて買い取ること
③ できれば仕入れた店が(自分の車で)持ち帰ること
→市場の業者が配達しない
④ 他の店には内緒にして!(基本担当者権限)
⑤ (これが一番大切かも?)市場が困ったときは、協力してほしい!
要するに、市場の担当者と仕入れ担当者の“個人的なつながり“がモノをいうのだ。
“出物”だけでなく、普段は市場も儲けさせてあげるなど、個人的に癒着ではない「WIN⇔WIN」の関係を生み出す。(刑事と情報屋の関係に似てる?)
大手スーパーでは数量が足りない、安いものばかり欲しがる店には売りたくない。
そんなとき「いつもの◯◯さん」の携帯が鳴るのである。
👤「◯◯さん、大手スーパーからキャンセル食らってキャベツが残っちゃった。面倒見てくれるかな?」
👤「仕方ねえなあ、全部持ってきな!」
こうして個人店は、大手スーパーの半額でキャベツを仕入れるわけである。
しかし、出物は毎日あるわけではないので、過度な期待をしてはいけない。
事前にはわからないためチラチには入らないし、市場が休みの日曜日と水曜日には入らない。
やはり常日頃から、このような店を買い物ルートの一番先に入れて、その後大手スーパーに向かうのが買い物のコツかもしれません。
【小林久ホームページ】
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