今回は、PTの仕事でよくあるポジショニングについて。
褥瘡ができたり、車いすやベッドからズレ落ちなどがあると、介護スタッフや看護師さんから依頼が来ます。
もちろん、依頼がなくても先取りでポジショニングはしていますが、後手になることも度々。。。
呼吸・整体を学び始めてから、職場復帰した老健での3年間。
たまたまかもしれませんが、私が担当している方は皆さん褥瘡はできても改善し、ズレ落ちもなくなっています。
ということで、個人的な印象として、呼吸・整体の視点はポジショニングに有効だとおもっています。
何をしているのかというと、寝ている時や座っている時の力の方向性を考慮しつつ、
「楽に息をしているかな?」
ということを観察しています。
ただ、ひたすら息遣いを。
使えるクッションや車いすは種類も多くないので、一回ではうまくいかないこともしばしば。
ポジショニングも時間を変えて様子を見たり、日を改めて様子を見たり。
その中で、介護スタッフから日々の様子を聞きながら調整していきます。
そんな感じで関わっていた結果、現在、私が担当する方はズレ落ちなし、褥瘡なし。
もちろん、日々変化するので、再びそのような現象が起きることもあるのですが、その時はまた息遣いを見る。
身体の骨格や姿勢を分析し、ポジショニングをするのはもちろん大切ですが、最終的にはクライアントさんが「楽」に生活できているか。
そこを無視しているPTが多い印象があります。
PTとして、いき詰っている方。
単純なスキルとしてももちろんですけど、人としっかり向き合い、関わる方法を学ぶ場としての呼吸・整体。
第3期の募集で森田先生は「施術に関わる方」と限定している中でPTも受け入れてくれいます。
個人的には、ただ単純にPTも評価してもらえているという事が嬉しいです。
興味のある方は、是非参加してみてください。
呼吸・整体3期生募集の詳細は以下リンクより。