カリグラフィー < イタリック体 >
<イタリック体>
14世紀頃にイタリアで使われた文字です。
リボンが折り重なったような太いラインと細いラインの交差が美しい書体で、カリグラフィーでは 基礎を身に付けるに相応しい書体です。
《14世紀》
日本は後醍醐天皇の時代。
この頃、ヨーロッパでは ペストが大流行し人口が激減。スイスがハプスブルグ家から勝利し自立していったのも14世紀。
そして、イタリアでルネサンスが芽生えました。ルネサンスとはラテン語で再生を意味します。
その再生とは、「ギリシャ文化・ローマ文化」という古典古代の復興。
14世紀に始まり15世紀から16世紀に全盛期を迎えたルネサンスはフィレンツェのメディチ家の保護により、
多くの巨匠を生み出します。ボッティテェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロなど、
ルネサンスは 芸術や学問、その他でも華やかな文化を築きます。
イタリック体は、ルネサンスに溶け合う書体と言えるでしょう。
©NahoKobori
イタリック体を使った作品です。
レッスンでは、初めて書くカードはイタリック体にしております。