愛の神、エロス | Untitled




愛の神、エロス(’04)アメリカイタリア国旗フランス国旗中国


ミケランジェロ・アントニオーニが発起人となり

ウォン・カーウァイ、スティーブン・ソダーバーグを迎えたオムニバス

3人の名匠が描く  と EROS の世界



「エロスの純愛~若き仕立屋の恋」  監督 : ウォン・カーウァイ
ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

'60年代の香港。高級娼婦ホア(コン・リー)のもとへ仮縫いにやって来た

新米の仕立屋チャン(チャン・チェン)。緊張するチャンに対し

ホアは立派な仕立屋になるためのある心得を教え込む。

紛れもなく、ウォン・カーウァイ最高傑作!!

どこか谷崎潤一郎の世界のようで、耽美で退廃的で・・・・最強の純愛映画。

密着し目を合わさず仮縫いする2人の姿が官能的っ!

「採寸して」 「必要ありません」

「あなたの体型はわかっています・・・この手が。」

原題 「The Hand」 のとおり “手” を通して、愛を感じEROSを感じる作品。




「エロスの悪戯~ペンローズの悩み」  監督 : スティーブン・ソダーバーグ
ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

1955年のニューヨーク。広告クリエイターのペンローズ(ロバート・ダウニー・Jr )は

1人の美女が登場する奇妙な夢に悩まされ、精神分析医パールのもとを訪ねるが…。

他の2人に対し真正面で勝負するのは分が悪いと睨んだのか

ブラック・コメディで狙ってきたソダーバーグだが何だかよくわからない・・・・

大半がモノクロの中、夢の中は鮮やかなブルーに彩られたのはちょっと好きだった。

ちょっとですけど(笑)




「エロスの誘惑~危険な道筋」  監督 : ミケランジェロ・アントニオーニ
$ちょっと!あなたが食べてるの消しゴムですよ!

イタリア、トスカーナ地方。妻クロエ(レジーナ・レミニ)との関係に

行き詰まりを感じていた男クリストファー(クリストファー・ブッフフォルツ)

ある夏の日、彼は浜辺の塔に暮らす謎を秘めた若い女性と出会う…。

こちらは、「アントニオーニはよくわからない」

という前提で観ているので意外と楽しめた(笑)

夫婦が入ったレストランで、がやがや騒ぐ客を尻目に

クロエがグラスを床に転がす・・・・

という意味不明なシーンが好きだったりする。



カンヌを征した3人の名匠が織り成す、エロスをテーマにした愛のトリロジー
愛の神、エロス [DVD]/コン・リー,チャン・チェン,ロバート・ダウニーJr.

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