【ママカースト】とは
ママ友において見られる序列のこと
身分制度になぞらえて呼んだ表現。
団地での生活が始まった。
新築募集という事もあり、住民は若い世帯が多くを占めていた。
田舎のマンションでは近所付き合いもなく公園デビューも成果なく一日中、赤ちゃんと2人だけ。誰とも会話をしない孤独な日々。
でも、ここなら同世代の友達がいっぱい出来ると希望を持つことができた。私が住むフロアは見事に同世代の人が集まっていて、小さい子どもを持つ8世帯と新婚の4世帯。
廊下で顔を会わせる度に、あいさつを交わし親しくなるきっかけを探していたし、目の前の大きな公園に足繫く通ってママ友づくりに精を出していた。
でも、ひと月経っても溶け込めない自分がいた。
周りを見渡すと、すでに何個かのグループみたいなものが出来上がっていて、完全に出遅れた感が否めない。
コミュニケーション能力はあったはずなのに、ママという立場では上手く発揮することができないのだ。この世界は子どもが主役だから・・・( ゚ ▽ ゚ ;)
※子育てに必要な情報を持っている人の周りにママは集まる。
公園デビューは完全に失敗だった
(w_-;ガックシ!
大きな公園に行くことに疲れた私は、団地の入り口にある小さい公園で娘を遊ばせるようになった。そこのベンチに座っていると、各世帯の玄関ドアが一望でき、人の流れが見えてくる。
私が住む階の、ある一室に人の出入りが集中していた。
その家の住人は、同世代の夫婦に子どもが2人。下の子は女の子で娘と同い年。観察し”ボスママ”であると認識した私。
☆この”ボスママ”とお近づきになればみんなと仲良くなれる☆
(。+・`ω・´)キリッ 敗者復活!一発逆転だ!
同世代だし、同じ階だし、同い年の子どもだし、同じ女の子だし、仲良くなれる要素がたっぷりある。廊下で会ったらこちらから声を掛けてお近づきになろう!そう決めた!
結果・・・・。
・・・撃沈。
笑顔で話しかけた私と娘を、頭の天辺から足の爪先までじろじろ見た後に、「はぁどうも・・・」って軽くあしらい通りすぎて行った。
なんだろう、この嫌~な感じは。(´д`lll)
あからさまに馬鹿にされたのがわかった。
※私の地味な服装と、娘を乗せた貰い物のベビーカーを見て、”相手にする必要なし”って判断されたのかな。
新天地で、最初に味わった挫折感。
一気に目の前が暗くなった。
やっぱり、私なんか駄目なんだって思った。
※心がポキッ!って折れました!