明治 大正のロマンが香る
湯島から本郷あたりをぶらぶらして
まいりました
東京メトロ千代田線の『湯島駅』から
ほどなくのところにあるか
『旧岩崎邸庭園』をまずは
訪ねてみました

でも その前に 庭園わきにある坂道を
お散歩

『無縁坂』
さだまさしさんの歌のタイトルになった
切ない名前の坂
煉瓦塀が趣深いですね
そこからぐるりと一周して
庭園へまいりました

旧岩崎邸庭園は 明治29年岩崎彌太郎氏の
長男で三菱第三代社長の久彌氏の本邸
として建てられました<重要文化財>
設計はニコライ堂や鹿鳴館などをてがけた
ジョサイア・コンドルで
近代日本を代表する西洋木造建築
当時は1万5000坪の敷地に20棟以上の建物があったそうですが
現在は1/3の敷地になり現存している建物は

洋館と

撞球(ビリヤード)室
和館の3棟のみだそうです
私達は1日に2回ある無料のガイドツアーに参加したのですが(毎日11時と14時に予約無しで参加できます)
ボランティアの優しいおじちゃまが
岩崎家(三菱財閥)のお話しから
贅と職人技の極まった建物の保存や復元についてのお話しまで
それは詳しくガイドしてくださり
お屋敷の歴史や岩崎家の人々が
がぜん身近に思えて
非常に興味深かったですねえ
こちらに 行かれた際には是非
ガイドツアーに参加なさることをお勧め
しちゃいます

さて その次に我らが向かったのは
岩崎邸庭園からすぐのところにある

『湯島天満宮』
菅原道真をお祀りしている
学問の神様として あまりにも有名な神社ですね

社殿は平成七年に造営された
木曽の総檜造りだそうです
私 東京に住んでいながら
初めてまいりました

合格祈願の受験生があとを絶たない
だけあって
絵馬の数がものすごい

この時期は お礼参りの時期なので
絵馬にはそうそうたる大学名と
お礼が書いてあるものがたくさんありました
ひぇーとしか言いようがないわ

気を取り直して
本郷方面に向かって 散歩を続けますと
今度はお寺がありました

『麟祥院』
徳川三代将軍家光の乳母 春日局の
発願で開かれお寺です
境内奥の墓地には
春日局のお墓がありました
ちょっとわかりずらいですが
墓石と台石に穴があいた めすらしいもので
「死後も天下ににらみが効くように」という 遺言からだそう

今なお 天国から にらみを効かせていらっしゃることでしょう
さて 本日はこの辺で失礼いたしますね
お付き合いどうもありがとうございました
