「・・・頑張ってる?」
これが2年前の冬、祖父と最後に交わした言葉。
いつも会うたびに
「最近頑張ってる?」が静岡のおじいちゃんの口癖だったな。
最後に会った時は病院のベッドで呼吸器もつけられてて、
痰がのどにすぐからんで、会話どころか呼吸するのもすごく苦しそうだった。
けど、そんな状況でも
声がかすれかすれでも
孫の私を見て、かけてくれた言葉が、
「最近・・・頑張ってる?」
人のこと心配してる場合じゃないのに
一回一回の息するのも苦しいのに
私の近況を気にかけてくれたんだよね。
その時、おじいちゃんを心配させるわけにいかなくて
「うん、ちゃんと頑張ってるよ。」って咄嗟に答えたけれど、
一体、私は何を頑張ってるって言えるんだろう?
大学生になって、高校までとは全然違う広い世界に入って
良い事も悪い事もたくさん本当にたくさん経験した。
それのどの経験も今の自分を形成している大切なひとコマであったことは
間違いないだろうけど、
4年間、これは頑張った!これは努力した!って
改めて思い出せるようなことは多分そんなないのかな。
大規模サークルの役員も1年務めて、
世界的に名の知れた大学の夏期講座にも参加して、
第一希望ではなかったけれど会社から内定を頂いて、
ゼミもその都度発表を一生懸命やったつもり。
世間一般から見たら(自過剰かもしれないけど)、
「よく頑張ったね。」と言ってもらえる結果なのかもしれない。
けど、自分の中で継続して努力を続けてきた、
頑張ってきたっていう実感は正直ないんだよね。
それは、全くないわけじゃないよ。
留学にしろ、就活にしろ、
後悔はしたくなかったからその時どきは一生懸命やってきたつもり。
でも後からしてみると、なぜか高校までの頃感じていたような、
達成感、充実感といったものが今ひとつ感じられないのが現実なんだよね。
きっと、毎日の生活の中で堕落してる部分が目立つからなのかなって自分でも思う。
いずれにしても、あの時おじいちゃんがかけてくれた
「・・・頑張ってる?」
に胸を張って答えられるほどの答えを、
今の私はまだ持ち合わせていない。
だから、
だから、
もっと自分に胸張れるように
おじいちゃんにちゃんと答えられるように
頑張らなきゃいけないんだよね。
少しずつでも
ちゃんと頑張っていこ。