恵那市・中津川市蛭川のヒトツバタゴを訪ねました。
蛭川方面は恵那駅~蛭川地区のバスが2021年3月に廃止になってから非常にアクセスが不便でした。しかし、2022年8月に恵那駅前にシェアサイクルが設置されたため、今回はシェアサイクルを利用しました。
 
【恵那市・大井のヒトツバタゴ】
恵那駅の北西に位置します。県指定天然記念物で、永田川に面した斜面の岩礫地に7株が自生し、実生も見られるそうです。
写真右側の個体に葉がついていませんが、枯れてしまったのでしょうか?
 
【恵那市・千田のヒトツバタゴ】
市指定天然記念物で、樹高約14m・主幹の周囲約1.4mです。
川岸に生育し、周囲は水田で景観が良いです。周辺にはフモトミズナラも少数見られました。
 
以下、中津川市蛭川地区に入ります。蛭川には多数のヒトツバタゴがありますが、自生個体は22本とのことです。
 
【今洞のヒトツバタゴ群】
3本が市指定天然記念物とのことですが、目印がなく、どの個体を指しているのかがわかりません。川沿いに生えているため、自生でしょうか?
 
【長瀞のヒトツバタゴ自生地】
今年は例年よりも1週間早く開花したそうです。花期は犬山や釜戸より約1週間遅いです。
和田川右岸から撮影。国指定天然記念物で、樹高13m・目通周囲1.4m・枝張り約10m・樹齢100年以上です。かつては和田川沿いに数本の自生木があったそうですが、現存するのは1本のみです。
和田川沿いには自生個体の実生が植栽され、並木になっています。
左岸から撮影。
 
【一ノ瀬のヒトツバタゴ自生地】
道路沿いに1本あります。市指定天然記念物で、樹高10m・目通1.03mです。
 
【博石館横のヒトツバタゴ】
市指定天然記念物ですが、目印はありません。樹高10m・目通0.85mです。
小川の護岸横の僅かに土が露出した部分から生えており、自生と思われます。
 
【田原尻のヒトツバタゴ】
川沿いに生育しているため、自生と思われます。周囲にはオニグルミ・アベマキ・クリ・ヤマグワなどが生えていました。
 
蛭川の植生はアベマキ・クリが多かったです。中津川は栗の産地として有名ですが、元々クリの自生も多いようです。
 
〈参考サイト〉