・メモ

ヘロドトス の歴史、耳にしたことはある有名な書物だが、大多数の人と同様に読んだことはなかった。今回、ギリシア語の特殊講義でヘロドトス の歴史をテキストということで取り敢えず上巻を読み終えることができた。でもまだ中、下とあと2巻もあるのかぁ。絶句だ。

 

タイトルが歴史とあるように、古代のギリシアの歴史について書かれているものと思って読み始めたが、確かにギリシア人は登場するが、地域としてはペルシア 、ギリシア、インド、シリア、エジプトなどの広範囲に及び特に上巻ではアケメネス朝ペルシアのキュロスーカンビュセスーダレイオスの3世代の王の話が中心となっている。

 

更にこの著作を興味深いものとしているのは多岐に渡る文化人類学的、あるいは博物学的な記述が数多く見られることだ。その中には本当か?と思われる物も多いが興味を引くことは事実だな。中巻はダレイオスの話の続きなのかな?

 

[歴史(上)/¥1,760]

[ヘロドトス、松平千秋訳/岩波書店(2008/2/25)]

[536p/978-4-00-007294-6]

[アケメネス朝、キュロス、カンビュセス、ダレイオス、インド、エチオピア人、アプロディテ、エジプト、ナイル川、ピラミッド、スパルタ、バビロン、バビロン、オルギュイア、ぺキュス、パラステ、スタデロン、プレトロン、スコイノス、タラントン]

[ワイド版岩波文庫 294 33-405-1][初][0017]