予想をはるかに上回る速度と震度 1975年以来の日本経済落ち込み
予想をはるかに上回る速度と震度 1975年以来の日本経済落ち込み
12月27日12時5分配信 J-CASTニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081227-00000000-jct-bus_all
日銀の2008年12月企業短期経済観測調査(短観)によると、大企業・製造業の業況判断指数が9月調査比21ポイント下落のマイナス24と大幅悪化した。
下落幅は第1次石油危機直後の1975年2月調査と並ぶ過去2番目の大きさ。
米国発の金融危機が日本経済を直撃し、石油危機に匹敵するようなパニックが襲った格好で、景気後退は予想以上の深い谷に落ち込みかねない。
■自動車・電機・一般機械の「御三家」が全滅
9月調査時点で業況判断指数の3カ月先の予測はマイナス4。
9月調査比1ポイントの小幅悪化と見込んでいたが、実際はITバブル崩壊直後の02年3月(マイナス38)以来6年9カ月ぶりの低い水準まで落ち込んだ。
9月調査は米リーマン・ブラザーズが破綻した9月15日より前の回答が多く、金融危機の影響を完全に反映した短観は初めて。
危機が予想をはるかに上回る速度と震度で日本経済を揺さぶり、企業の景況感を急速に冷え込ませたことを鮮明にした。
12月短観の特徴は「景気回復をけん引した『自動車・電機・一般機械の御三家』が全滅したこと」(エコノミスト)だ。
3業種の業況判断指数はそろって20ポイント以上急落し、特に自動車は46ポイント下落のマイナス41と過去最大の悪化幅で99年6月以来9年半ぶりの低水準。
海外経済の悪化や円高が大打撃となり、09年3月の見通しもマイナス68と惨たんたる状況だ。
輸出産業の大幅悪化は関連産業への波及が必至。
鉄鋼は今回プラスを確保したが、09年3月は一気に56ポイント下落のマイナス44を見込む。
自動車や電機などの減産が続き、鋼材などの需要低迷が避けられないためだ。
もう一つの特徴は、雇用や設備の過剰感が表面化したことだ。
大企業・製造業で雇用が「過剰」と回答した企業の割合から「不足」と回答した割合を引いた指数はプラス8と「過剰」が「不足」を上回り、04年6月以来6年半ぶりの高水準となった。
■09年度もマイナス成長との予測が大勢
大企業は90年代のバブル崩壊後の雇用や設備の過剰をリストラで解消し、今回の景気後退は当初、浅いとの見方が強かった。
だが、雇用や設備が再び過剰に転じ、企業は相次いでリストラに乗り出しており、景気後退を深刻化させる「危険水域」に入りつつある。
第1次石油危機直後の短観は大企業・製造業の業況判断指数が74年8月調査で26ポイント下落と過去最大の悪化幅を記録し、75年5月調査でマイナス57と過去最低の水準を記録した。
今回の短観はそこまで落ち込んではいないが、3カ月先の予測はマイナス36と一段と悪化する。
金融危機の収束にはめどが立たず、市場では「08年度に続き、09年度もマイナス成長」との予測が大勢。
「企業の生産への影響は石油危機を超えた」(アナリスト)との分析もあり、石油危機並みの景気後退に陥る可能性は否定できない。
米国株続伸、ダウ平均47ドル高 GM12%高、「小売株指数」は小幅安
【NQNニューヨーク=荒木朋】クリスマス明け26日の米株式相場は小幅に続伸。
ダウ工業株30種平均は前営業日比47ドル7セント高の8515ドル55セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5.34ポイント高の1530.24で終えた。
関連金融会社の銀行持ち株会社化の承認を受けゼネラル・モーターズ(GM)が大幅高となったほか、石油株が買われ、株価指数を押し上げた。
米連邦準備理事会(FRB)が24日夕、GMの関連金融会社で自動車ローンを手掛けるGMACの銀行持ち株会社化を承認した。
GMACは金融安定化法に基づく公的資金注入の申請が可能となる。
GMの経営再建に向けてプラス材料のひとつとみなされ、GM株は12%上昇した。
原油先物相場が急反発し、エクソンモービルやシェブロンが堅調だったこともダウ平均を押し上げた。
一方、民間調査会社が24日までのクリスマス商戦期の小売売上高が低調な結果だったと伝えた。
今年のクリスマス商戦が1995年のネット販売開始以来で過去最高だったと明らかにしたネット小売大手アマゾン・ドット・コムなど買われる銘柄もあったが、個人消費の先行き警戒感は上値の重さにつながった。
S&P「小売株指数」は小幅ながら下落して終えた。
この日は25日のクリスマスの祝日に続いて休暇をとる市場参加者も多く、前営業日の24日に続き商いは閑散。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約5億1500万株(速報値)、ナスダック市場は約5億9000万株(同)だった。
S&P500株価指数は4.65ポイント高の872.80で終えた。
業種別S&P500種株価指数は「エネルギー」「素材」がともに1.7%高となるなど全十業種が上昇した。
半面、フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数(SOX)は0.4%安だった。
個別では、フォード・モーターが8%高。
アルコアやキャタピラーも堅調。小売株ではJCペニーやナイキが買われた。
半面、メーシーズやノードストローム、ホーム・デポといった小売株は軟調だった。
前営業日に大きく買われたバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)やシティグループは利益確定売りに押された。(08:13) NIKKEI NET
A=´、`=)ゞ パニック的な株価下落は終わったと考えていいと思います・・・![]()
今から実体経済を反映する株価に移っていきますが、ここまで悪くなるとは誰もが考えていなかったと思います![]()
★⌒(@^-゜@)v ヨロシクデス
少しでもお役に立てたら、ポチットにほんブログ村 ビジネスニュース 応援よろしく。