伊澤利光は長尺パターを使っていましたが、それは普通の長尺を3.5㌅カットした「短い長尺」でした。
と、報じるのは「週刊パーゴルフ」(2019年NO.24)。
一部を省略して引用させていただきます。
この後、レギュラーサイズに戻してシニアツアーで勝っています
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ずっと43㌅の長尺パターを使っていても、どうしてもいい感じにストローク出来なかった。
長尺パターはパターヘッドをシンプルに振り子運動させて打つわけですが、長尺でシンプルに振ってもフォローで体の左サイドがちょっと浮き上がる感じになってしまうんです。
もう少しインパクトで低く長く押し込むように打ちたいと思っていたら、「あ、切っちゃえばいいんだ」とひらめいて、短くしちゃいました。
39.5㌅くらいですから#3アイアンと同じくらいの長さ。
フォローサイドでの嫌な浮き上がりが亡くなって凄く打ちやすくなりました。
やっぱりパターって、前かがみになって、上体をしっかり前傾させてストロークしたいですよね。
前傾することで、スムーズに腕が振られ、程よい軌道でストロークできるんです。
長尺パターにしたとき、このスタイルを捨てざるを得なかったが、短くしたら、自分が本来構えたい姿勢に近づけられました。
だから、ヘッドの動きもスムーズに、断然自信を持って転がせるようになったんです。
え、もっと早く切っておけば良かったんじゃないかって?
はい、そう思います。
マル(丸山茂樹)もそれ良いなあと言ってました。
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伊澤は2001年マスターズで4位。A・パーマーから「King of Swing」と絶賛されました。この言葉が転じて日本では「世界で一番美しいスイング」と呼ばれてました。当時のドラはパーシモンがまだ主流でしたので、その後のクラブの素材変化に感性が対応できずに不調に陥ったと聞いたことがあります。
現在はチタンヘッドのドラに上手く対応しているようですね。
そういう経緯があるので、長尺の短尺化に閃いたのではないかなと想像しています。
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