阪田哲男さんは次のようにも仰ってます。
「週刊パーゴルフ」(2019年NO.43)から一部を引用させていただきます。
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パッティングの名手と聞かれたら、ある程度の年齢の方なら青木功さんの名前を挙げる方が多いのではないだろうか。
深く前傾した独特のアドレスに「コツーン」という音が響き渡るようなインパクト。キャッシュインパターから放たれたボールは、面白いようにカップに沈んでいたような印象がある。
若いころ、試合で青木さんと一緒の組になったことが何度かある。
間近で見ていると集中した時の迫力は凄まじいものがあった。
青木さんとパッティングの話をして驚いたことがある。
例えば、1.5mの上り、少し左に切れるラインのパッティングに臨むとしよう。
私なら「上りのちょっとフックか」と考えそれに応じたパッティングをするだけだ。
ところが青木さんは何通りもの「入れ方」を想定し、その中からどれを選ぶのかを考えるというのだ。
簡単に言えば、タッチとラインの組み合わせである。その中でどれがこの場面で一番しっくりくるのか、と言うことだ。
名手と呼ばれる方はそこまで考えているのかと、恐れ入った。
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青木功は強めのタッチで打つことで有名です。
なので、タッチとラインは強め一辺倒だと思っていましたが、頭の中では弱めのタッチのラインも想定していて、その結果として強めのタッチがしっくりくることを確認していたということが考えられますね。
いくつかのタッチとラインの組み合わせの想定と言うのは、今では指導者は当たり前のことのように教えますが、そんなに歴史の古いものではないということも想像できて楽しい記事でした。
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