2段グリーンの場合の距離勘を合わせるのは難しいですが、何故難しいかと言う説明の後で、藤田寛之のやり方は単純明快。
「週刊ゴルフダイジェスト」(2020年NO.16)から略して引用させていただきます。
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僕のオススメは目の前にある段差や傾斜を一切無視してボールとカップを直線で結んでしまうこと。
そしてこの線の傾斜に対しての距離勘(原文は距離感:以下同じ)で打つ。
上りの2段なら単純なラインの上りに置き換えられるし、下りの2段も単純な下りのラインに置き換えられる。
もちろんこれで完璧な距離勘が出せるわけではないが、イメージが全く湧かないよりはスッキリして打てるはずだし、何より大ミスを防いでくれる。
またこのイメージ法は最初は上りでカップ手前で下りになるラインやその逆の場合にも有効。こんな場合はまずボールとカップのどちらが高いかをみて、2点を直線で結ぶ。あとは2段グリーンと同じように複合した傾斜を一つの単純な傾斜に変換すればいいのです。
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このやり方、藤田が昔どこかで言ってたように思うのですが、言われてみれば効果的な方法ですね!
「完璧な距離勘が出せるわけではない」と言っておられますが、理論上はこれが完璧な方法です。実際には段差部や急傾斜部分には芝目の影響がでるので、理論通りの距離勘が得られないだけなんです。
我々グリーンキーパー(と言っても本職の方)は傾斜部も芝目の影響が出ないようにする(あくまで傾斜通りに転がり、芝の芽の向きは影響の無い)のが目標ですが、地形の影響はどうしても芝目に影響が残ってしまいます。
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