「貫通インパクト③」に続きます。
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フォローを長く出そうとすると、意図に反してパンチが入ってしまうのとは逆に、貫通インパクトでヘッドを振り抜くと、結果的にフォローは小さく抑えられた形になる。
T・ウッズやJ・ローズ、L・ドナルドなど(*1)のパッティングを見ても分かるように、世界中のパットの名手たちのフォローが一様に小さいのは、必要以上にフォローを出さないように「抑えて」いるからだ。
あくまでも「抑える」というのがミソで、フォローを「止める」のとは、全く違う。フォローを止めるというのは、本来、もっと先まで出るはずだったフォローを途中でやめてしまうということ。
これだと、自分で決めたストロークをやり切っていることにはならず、パンチが入るのを回避できない。
「この大きさでストロークする」と、決めたところまででフォローを「抑える」ことで、インパクトを意識出ずに、思った通りの距離勘(原文は感)(ボールの勢いの強さ)で打つことが出来るのだ。
「貫通インパクト」ではボールを”打つ”ということに対する意識を如何に「消せるか」ということが大事。
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(続きます)
*1:本文中には書かれていませんが、F・ミケルソン、谷口徹、藤田寛之もパットの名手として、大本さんは称賛しています。
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