社会人になってからゴルフを嗜むようになった方が一番難しいのは、パットの距離勘を作ることではないでしょうか。
近年のパッティングストロークはツアー選手をはじめ振り子式が主流ですが、彼らは幼少のころからゴルフをやっていて現場経験が豊富なので、自然に距離勘が身に付いています。
パターは軽く、距離も普通は20m以下なので、どうしても手を使って打ってしまいます。振り子式に加えて手(肘や手首)を使うという2つの可変動力を使ってパットしている方が多いように思います。
その日の勘でこの2つが上手く噛み合えば「今日は調子が良かった」ということになりますが、明日はどうでしょうか。
日替わりです。
で、このボールを転がす動力として1つに絞ることをお勧めします。
動力が2つあるより、1つの方がコントロールはしやすいですよね。
(大げさに言えば、グリーン上の変数を減らすことです)
即ち、手の動力をやめて、振り子の動力だけにすることです。
この練習を続けると距離勘が良くなります。
鈴木愛や渋野日向子のパット(アプローチもそうですが)は、手を使わずに肩の回転だけで打っているようにお見受けします。
最近の言葉で言えば「体幹を使ったパット」です。
体幹の回転だけでストローク(理想)ですね。
だから、距離勘が合い、カップオーバーの1点にボールを転がして行けるという結果になります。
最初はぎこちないと思います。肘や手首を固くしないと出来ないと思いますが、慣れればリラックスしながらも手首・肘を使わず肩だけでストロークすることが出来るようになります。
と、いうところまで書いたら、「バラエティー番組で渋野の距離勘が合ってなかった」というどなたかの記事がありました(今、そのサイトが見つからず)(私は番組を見ていないんです<m(__)m>)。その方は2年目のジンクスでなければよいが、と心配なさってました。
一元動力でやってても、人間は器用ですから、自然のうちに2元動力になることが多いし、またそうなってもそれに気が付かないのが普通なんですね。人間進化の神様の意地悪なところです(笑)。
あのシブコをしても(オフで)手打ちになってる?!なんて考えられなくもないです。
渋野のことですから、直ぐに体感ストロークに戻せるとは思いますが。
なお、系統的にパットの上達を目指す方は「パット上達法20」から遡って記事をご覧になることをお勧めいたします。
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