「B・ジョーンズのパット23」に続きます。
パッティングの心構え
ある経験豊かなプロが、ラウンド途中に過激な手段でパッティングの自信を取り戻した話を聞いたことがある。ほかのショットは好調なのに、突如としてショートパットが全く入らなくなってしまった。数回ミスした後、あるホールで≒4フィートのいやなパットが残った。すると彼はつかつかとボールに歩み寄り、目をつむって、この反抗的な球体をカップのど真ん中に叩き込んだ。つぎの1つか2つのパットをいつもの打ち方で沈めると、それから先は何の問題もなくなった。
私のこの方法を自分で試そうとも人にすすめようとも思わないが、ショートパットが入らなくなるのはほとんどの場合、不安と心配のし過ぎが原因であることは疑いの余地がない。
明らかにショートパットを撫でるように打ったり、短い、突っつくようなストロークで打ち急いだりする人は遠からずトラブルを抱え込むことになる。
ショートパットもロングパットを同じように、ゆったりとした、スムーズな、自信に満ちたストロークで打たなくてはならない。
そのための最良の方法は、ホールまでのラインを決め、決然としてそのライン上にボールを打ち出したら、あとはどうにでもなれと開き直ることである。
私は1919年にS・メイドンからのプレイに関するアドバイスに勝るアドバイスを知らない。それは「ボールをしっかり打て。そうすれば必ずどこかに届く」と言うものだった。これを文字通りパッティングに応用してはならないが、そこに含まれる教えは明白である。
つまり、パッティングは出来るだけしっかり打て、結果をあまり心配するあまりストロークをぶち壊してしまってはならない、という教えである。
(この項、続きます)
ーーー
ストロークは常に一定のリズムでテンポを崩さずに行えという教えとも理解できますね。
いつもご協力頂き有難うございます。
お忙しい皆様にお願い:「いいね!」よりこちらを優先してご協力をお願いいたします。