「B・ジョーンズのパット⑲」に続きます。
アプローチパット
なぜあれほど多くのロングパットが、カップに届かないのかを知りたがる人々がいる。確かにこれはアベレージゴルファーに多い失敗のように思える。勿論その原因はさまざまで、不正確なヒッティング、グリーンのスピードの判断ミス、たんなる小心さなどが考えられる。
カップの数フィート手前で止まるパットは、プレーヤーがグリーンのスピードをミスジャッジした結果であることが多い。なぜならしっかり打ったボールがホールに届かないということはまず考えられないからである。(中略)
私自身の経験では、ロングパットをいつも5、6フィートほどショートするときは、欠陥はストローク自体ーーー即ちバックスイングの長さまたはストロークの強さではなく、むしろパターのブレードとボールの当たり方にあった。つまり、具体的に言えば私はいつもボールのセンターより少し上を打っていた(*1)ーーーいわばハーフトップしていたのである。
ゴルフショットの中では最も短いパットをトップ下りハーフトップしたりハーフトップしたりするのは残念ながらよくあることだが、上手なプレーヤーは他のいかなるストロークでもこの過ちをめったに侵さない。
トップ気味のパットは、2つの原因のいずれかによって生じるーーー即ちストロークを急ぎ過ぎるかヘッドを早く上げすぎるためである。
私の場合は(おそらくほかの多くの人々の場合も同じであろうが)、ロングパットは早くルックアップし過ぎる危険が最も大きいストロークであり、この致命的なミスを知らず知らずに犯してしまう傾向がある。
私は何日も自分のパッティングが一体どうなってしまったのだろうと首をひねるだけで、ある人に指摘されるまで、早く頭を上げすぎるせいだということに全く気が付かなかったことが何度もあった。
そしてついに、パッティングが不調に陥ったら真っ先にその点をチェックせよ、と考える境地に達した。
(太字はGreen Keeperが協調のため修飾しました)
本項は続きます。
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「大人になってからゴルフを始めた」とご本人が言うだけあって、早いルックアップと言うのは気を付けているようでも習熟には時間がかかった様子が窺えます。多くの方は大人になってからゴルフを始めたと思いますので、ここは大いに参考になると思います。
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