悠々と逃げ切って谷口徹の完全Vでした(-8)。
T・ウィラチャン(-7)にたくさんチャンスはあったのですが、ショットもパットもミスが多かった(*1)ので谷口を楽にさせました。
むしろ谷口は同伴のウィラチャンよりも他のプレーヤーをマークしたと思いますが、後続の爆伸は無く、偉業の達成(*2)です。
#18(パー4)での≒1mのパーパットを外しました。てっきり決めるものと思ってたので驚きましたが「普通に打つつもりだったが」「手が動いてしまった」と。上り≒1mの弱フックでしたがカップにも触れずに右を抜けて≒1.5m。
手抜きで1打を失ったということですね。我々も他山の石とすべきことだと思います。返しは慎重に、かつ強めにラインを消して5:30の方向から転がり込みました。
3位は-3のB・レーン、4位は-2の田村尚之、5位は-1の倉本昌弘でした。
谷口のパット。
久しぶりにTVで拝見しましたが、以前と変わったところは
①右手を活かしている
右手の平をグリップの右横にピタリとつけてグリップします。
②シャフトの前傾が以前より大きくなっています。
以前のP・ミケルソンのような構えに似ています。
③右手の平を活かしてラインに乗せて行くというストローク
フォロー時のヘッドはラインに送り出しているという感じがアリアリ。
④その(右手を活かす)ために、わずかにオープンスタンスに構えます。
ご本人は「調子は悪かったが、パットが決った」(ので勝てた)と。
シニアツアーは楽しむという雰囲気だが、自分には「Vが義務付けられていて、(プレッシャーがあった)」とも。
しかし、そういう環境下での完全Vが出来るんですから、凄い男ですね。
*1:ウィラチャンはパットで随分ハンドレイトに構えていました。
ボールの位置が左足つま先の前です。これじゃハンドファーストに構えることは難しいです。これはショットとの整合性の問題になりますが、彼はアップライトのスイングで、パットもそれに引っ張られているように感じました。
長いパットでは、打ち出し時にボールが飛んでいました。これはパターのロフトを殺さずに固有ロフトのままにインパクトしているのが原因です。
ショットでは逆にボールが真ん中、あれだけアップライトに打つのでしたら、ボールはもう少し左じゃないと、あのアップライトが生きてこないと思います。パットとショットのボールの位置の入れ替えで来年は彼が上位に来ることは間違いないと思います。
*2:日本オープンとシニアオープンを制したのは青木功、中嶋常幸に次いで3人目だそうです。
(ショットが)不調とご本人が言うだけあって完璧なゴルフとは言えなかったですが、1打毎に次の作戦を決めてそれに徹している様子が、今回は手に取るように放送してくれました。
プロの選手の現場戦略が、ギャラリーとして随伴しているように読めたのはゴルフの楽しさのもう1面ではないでしょうか。TVはいつもこうあって欲しいですね。
NHK BSさん放送時間延期も含めてありがとうございます。
グリーン:11feet、23(山中式)
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