「パット上達法18」に続きます。
変動距離基準法について
こんな言葉、初めてですよね。
でもこれが的を得ている表現かな、と勝手に命名しました(笑)。
先ず、自分がパターを気持ちよく振って、どれだけボールが転がるか、をその日の自分の距離勘の基準とするという考え方です。
無心で気持ちよくストロークするということですから、誰でもできますね。練習グリーンのほぼ平坦地でこれをやって10m転がったとします。少し傾斜がある場合は上り下りの平均値をとります(*1)。
これが、今日の自分の基準距離です。
ということはこの日の自分の生理的心理的な基準距離は10mとなります。現場に出てから5mの距離の場面に出会ったら、その半分の距離勘でストロークすればいいわけです(内挿法です)。15mの場面では1.5倍の距離勘で打つということになります(外挿法です)。
これはその日のグリーン速さ(スティンプ値)が9とか10feetとか気にしないで対応できる、の意です。
ここでいう距離(基準距離でなく、その場での距離)は、上りや下りを加味した距離を言います。
ですから、日ごろの練習はその日の気持ちの良いストロークをするという練習になります。自分に任せるって、実は再現性がとても高いから優れているといえます。
これは私の日頃の距離のばらつきです。写真の下方≒5mから、気持ちよいストロークで転がしたらばらつきは±10cm以内です。
±10/500ですから、ばらつきは±2%以内ということです。
あ、これ5mを狙ったわけではない(ここ重要!)です、たまたま、床の滑らかさ(滑らかじゃない!)で、≒5m転がったということです。
少なくとも基準距離については高い安定性を持っているといえます。
現場では、こんなに安定高くは再現できないですが、、、(笑)。
この方法のメリットは
1.距離が基準でなく自分の心理体調が基準であること。自分本位。
二日酔いでも、その状況での基準距離を得られる!(笑)。
2.先に距離があってそれに合わせに行くとストレスになるが
この方法はストレスがない。
3.与えられた距離でなく、自分のその日の体調が基準。
4.日頃の宅練も全くストレスなく体調依存で、転がり距離(絶対値)は気にしなくて良い。
5.プレー日の練習グリーンで気持ちよくストロークして転がった距離がその日の基準距離。これがその日のすべての距離勘の基準。
というものです。
6.グリーンスピードを気にする必要がない。というのもメリットです。
*1:上り下りでの転がりから、正しい転がり距離(補正平均値)は
L=(2xL1XL2)/(L1+L2)です。
L:正しい転がり距離
L1:上りの転がり距離
L2:下りの転がり距離
でも、現場では単純平均で済ませましょう(笑)。
習熟する方法も簡単です!
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